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小春チェン児

2012-05-12

ギャグと知識(転載)

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※昨年夏に別のブログに書いた記事を転載しました。
 
 

無題 Name 名無し 11/07/16(土)12:12:22 No.434894

×××さんの作品をどうこういう話じゃないけど、
ギャグを作る力と読みとる力、どちらもその根幹は
知識(経験や教養)だと思うよ

不条理を売りにした作風の中でも、力のある作者はきちんと
ロジカルなノウハウを駆使して物語やリアリティを描いている
逆に素養に乏しく、人や物の連関を描く力の無い作家が
その逃げ道として描く不条理はやはり浅はかでつまらない
そして、そうした作家の実力を読みとる力も受け手次第
素養の貧しい作家で爆笑できるのは素養の貧しい受け手に限られる


以前のエントリーでの私の書き込みだが、こうした抽象論だけでは私の意図が伝わりづらいかもしれないので、
「素養に乏しく、人や物の連関を描く力の無い作家がその逃げ道として描く不条理」の具体例を紹介しよう。
漫画ではなく、自動アンケート作成(自アン)というコミュニティに投稿されたネタSSで、四つとも同じ作者によって書かれたものだ。

今日新橋で彼氏と飲んでたらコミケ前夜祭組がドヤドヤ入ってきて
 
待合のボードに「さくらちゃんと愉快な仲間達」とかイタタな名前書いて
女店員に呼ばせてニヤニヤしたり乾杯を「ぱいぱーん!」「もーファルコン殿は本当に真性ロリですねw」
と叫んだりと群れるとやりたい放題の糞オタの習性を目の当たりにしました
うっせーなーあいつら急に原因不明の奇病で悶え死なねーかなーと思いつつ
今日まんがの森で買ってきたコミケカタログを彼氏と一緒に読んでたら
そのオタどもが目ざとくそれを見つけて「フップーああああのカップルかカタログ広げてるよはずかしー」
ヴァァァァァァァーカ!!!どもり甲高オタウゼー!
つーかオタじゃねー奴はコミケカタログしらねーんだよヴァァァァァァァーカ!!!
ムカツいたんでその糞デブオタん席に行って
ッ…(溜めポーズ)ダらっシャあぁイ!!(発動)とコミケカタログの角で
どもり声甲高オタ殴ったらそいつ血ー吐いて動かなくなったので急いで会計済まして帰りました
これで地球と今週のコミケがほんのちょっと広く綺麗になったなあと思いつつ今日はダーリンの腕まくでお休みなさい
by 森光子23歳(団体職員)

付き合って3ヶ月の彼がいい店連れてってくれるって
 
ウキウキしてついてったらラーメン二郎
常連なの?って聞いたら初めてとの事、なんか緊張しちゃってる彼ってカワイイ
kissしながら行列に並んでたら隣のデブがなぜか私達を睨みつけてくる…
え?ここってカップルで来ちゃダメなの?ありえないんですけどー
彼氏が注文の仕方をイチャイチャしながら私に教えてくれてる時
なんかわざと聞こえるように舌打ちしてマジムカつくんですけどー
私たちの番になって店員さんに声かけられ言葉に詰まる彼氏、ここでまたデブが大きく舌打ち…
私、ついにぷちーんとキレちゃって自分でもびっくりするぐらいの大声で全マシコール
虚を突かれたデブを冷笑、それがこの世界の合図…ジロトル…ファイト!
女の本能がクルリしなやかに天地返しをこなし、ヤサイブタ麺をテンポ良くするする流し込む
なのに彼氏の前で汗ひとつかかないのはアタシが目の前の恋とラーメンに一生懸命な女の子だからかな?
優雅にすすりつつデブにちらと目を向けるとアブラマシマシな汗をダラダラ流しながらまだ半分
私は彼氏の小ブタも取り上げてペロっと平らげると脂汗デブと彼氏を一瞥し店主に軽く会釈して店を出ました
あー気持ちよかった!
by 痔炉利暗屯子

ハルヒを喜んでるのはエロゲオタだと俺のCPUが答えた
 
ヒロインはキチガイ、もうこれでエロゲ。
オタはキチガイ、知恵遅れ、かたわが出てくるような
女の位置がオタクよりも一段下になってる被差別女とセックスできるエロゲが大好物だから。
たまごやきぃー。
その他のラインナップは巨乳、綾波、妹。あーもうエロゲ。
これで主人公の男友達がショタとか気の良いアホとかありえないと思ってたら
両方いるのでエロゲ磐石の構え。
お次はセリフ廻し、高校生ではありえないぐらいクドい、クドくて長ったらしい。
はいエロゲ。
エロゲが好きな奴はこういう
オタ臭いクドい鈍重なじゃんがらこってり全部乗せの掛け合い漫才みたいなのがピンポイント。
お次はセカイ系。キチガイ女のご機嫌を損ねるとセカイが滅ぶからみんなでご機嫌を取ろうぜ。
世界の存亡来た!きちゃった!来たよコレ!キミとボクとでセカイの存亡うっわーエロゲ。
エロゲ丸出し。エロゲ丸かじり。裏設定は異様に複雑。オエー。おええ。おええ。(おええ鳥)
単なる萌えキャラがくるくる動くだけのコントアニメなのにいらない設定はやり過ぎるほどくっつける。
奴等は蛇足という言葉を知らない。伏線ターム置きほいだい。そして回収もしない。
はいエヴァ以降のエロゲー。進歩しないメディアとオタクは恥を知りなさい恥を。
そして男はキチガイ女を口では嫌がりつつも離れない、呼ばれたら来る。聞かれたら答える。
嫌なら無視しろ放置しろ逃げろみんな奴を取り押さえて!
ほんとエロゲオタは「エキセントリックな行動をする美少女にロックオンされて俺をグイグイ引っ張っていく」
みたいな受身な妄想が大好きですよねー。
大体お前をリアルでグイグイ引っ張ってくれるのは
警官と看守と13階段の上にぶらさがってる荒縄だけだっつーの。
もはやエロゲ好きは死んだ方がいい。
いや殺してしまおう。今に「AIRはメトロポリタン美術館に収蔵すべき美術作品」とか言い出すから。
雨の秋葉原ヨドバシ前で生ゴミの匂いをさせたオタクどもが
CRAZY Haruhi Dance を踊りだした瞬間、少女達が自動小銃でオタクどもをパラパラと銃殺。
無論決めゼリフは「女の子だからこそオタクを殺します!」
どうやら女の子もフレグランスで牛乳雑巾と一、二を争うお前等なんかに守って貰いたくはなかったようだ。
オタクの穴という穴から噴出す血から同じ勢いで噴出す異臭はとらのあなの桃の消臭剤ですら歯が立たない。
ipodを買いに来た一般人と少女部隊は
飛び散る脂肪と血潮の海でのたうちまわるオタクどものブラッディ山海塾に大爆笑しながら写メをパシャパシャ
「らめぇ!写メ撮っちゃらめぇ!」
最後までそんなどうしようもない断末魔を叫ぶオタク達の動画は
winnyyoutubeによって永遠にかけめぐっていく。
題名は当然 CRAZY Haruhi Otaku 3
本当に秋葉原はクレイジーな街だぜ。
俺は駅前マンション最上階からそんな感じで血に染まるヨドバシを眺めながら
木村多江を抱く。勿論本命の彼女にはトリのように飛び降りてもらってザウスはスキー。
(消されたので加筆修正しました)

なぜオタはエンドレスエイトにマジ切れしてエロ同人誌上でハルヒをエンドレスレイプしますか?
 
キョン:エロ同人誌だから前振りは一切無いが、眠らせて猿轡を咥えさせたハルヒに挿入中なのでそろそろ騒ぎ出すようなそんな予感がした
ハルヒ:んむ―――――!
妹  :キョンくん悲鳴ー
キョン:言われんでもわかってる
ハルヒ:んむ―――――!
キョン:ハルヒ安心しろ、水着一式と十分な金と自転車はもう用意している オーバー?
ハルヒ:んむ―――――!
キョン:この精液の匂いがいかにもって感じだろう? オーバー?
ハルヒ:んむ―――――!
キョン:ほらほらスク水がヌルヌルくて気持ちいいだろうが オーバー?
ハルヒ:んむ―――――!
古泉 :こういうのはどうでしょう?突然、涼宮さんの両乳首を捻って耳元で「甘い痺れが取れないだろう?」と囁くのです
ハルヒ:んむ―――――!
妹  :あ、これ入るんじゃないかなー?
ハルヒ:んむ―――――!
妹  :ほらねー
ハルヒ:んむ―――――!
キョン:いいのか?ハルヒ、ホントにこんなレイプで良かったのか…?うん、まあ、こんなもんか…
ハルヒ:…
キョン:いいや良くないよなあ?お前はまだまだ満足して無いはずだよなあ?
ハルヒ:ん゛む―――――!(8回ぐらい続く)


CCさくらのファンが「さくらちゃん」なんて呼び方をするのだろうか?
キチガイヒロイン、巨乳、綾波、妹、ショタ、気の良いアホ、くどい台詞回し、セカイ系といった
言葉は、エロゲの特徴の指摘としてはあまりに抽象的、表層的すぎないだろうか?
トランシーバーの合図や精液の匂い、スク水、「甘い痺れが取れないだろう」といった語句は、
原作と何のつながりがあるのだろうか?あるいはこれらの語句同士に何かつながりがあるのだろうか?
こんなふうに、疑問点を挙げだすときりがない。

結局のところ、テーマがコミケだろうがラーメン二郎だろうが涼宮ハルヒだろうが
中身はどれも同じで、ただ短絡的な語呂遊びを並べただけのものだ。
人物や物語の描き方があまりに観念的なため、それらを実感的に思い浮かべることが難しく、
所々に置かれたネタ語句も、ミーハー然とした浅はかなものや、物語と意味的に結び付かない
ものばかりで、そうした表現の拙さが度々ノイズとして頭に引っかかってしまうため、
読み味は平坦なものにしかならない。
人物や物語のリアリティを表現できなかったり、文化的背景を踏まえた語句の運用ができないことが、
作文においていかに大きな欠点になるのかを、この四つのSSは物語っている。


次に、同じ作者によって書かれた叙述トリックSSを見てみよう。

俺には最愛の女がいる[俺の作ったこの長文のオチが解った人天才]

彼女と出会ってから今までの間に色んな女とも遊んでみたが、
彼女の事は片時も忘れた事がないし俺の人生で一番の女だと思っている
そんな彼女とショッピングモールを歩いていると、前から小さな女の子の手を引いた女性が歩いて来た
俺が三年前ぐらいに遊んだAだ、出会って少しの間は最高に楽しかったし幸せだったが
結局は気持ちがぶつかってしまい、最後にはAを泣かせたまま去ってしまった
Aは俺に気付くとニッコリ微笑んで俺の名前を呼び挨拶してきたので、
彼女は俺の顔を覗き込み様子を伺うような顔をしてくる
俺は焦ってる事を極力悟られないように笑顔で挨拶し返し、Aとの関係を彼女が失望しない範囲で答えた
彼女も誤解が解けたのか「初めまして」とAに自己紹介をして
「立ち話もなんだから」とAを強引にフードコートに誘いA親子と一緒に飲み物まで買ってくると言う
まったく…お人好しと言うかなんというか…まあそんな所に惚れてるんだけどな
テーブルに座って待ってるとAだけが戻ってきた

A「なんか二人気が合うらしくて楽しそうに喋ってるから注文は任せるって置いてきちゃった」
俺「久しぶりだね」
A「ふふっ、貴方に逃げられてどれぐらい経ったっけ?
俺「すまない…」
A「私は平気よ。こんな私でも好きだって言ってくれる人がいるんだもん」
俺「こんな私なんて言うなよ俺が未熟だっただけで君は悪くないんだ」
A「ううん。聞いて、ホントはね…私もあなたが一番じゃなかったの」
俺「えっ?」
A「あの後すぐ、泣きながらその人の所に行ってそのまま抱かれたの…」
俺「…」
A「私たちお互い様だったんだよ。だから気にしないで、私も気にしないから…ね?」
その後、暫く四人で他愛のない話をして別れた。
帰り道、彼女は「あの子結構かわいかったわよね…ひょっとして好きだった?」と言って悪戯っぽく見つめてくる
俺は「違うよ」と真面目な顔で答えて強く彼女の手を握った
そうか…Aも俺と同じだったのか…


作者曰く、語り手もAも実は小さな子供で、「彼女」は語り手の母親だったというオチだそうだが、
どう読んでも大人のものとしか思えない語り口を二人の子供に与えている点や、
種明かしにあたる記述がどこにも見当たらない点など、叙述トリックとして明らかな欠陥がある。
ようするに作者は、叙述トリックの書き方を知らないのだ。
ちなみに作者は、このSSが反響に乏しかったことを受けて、自アン民に対し
「これって自アン民が馬鹿すぎなのか、それとも俺が難しく書きすぎたのか」「2chに投下したほうがマシだったな」
などと愚痴っていた。また後日になって、本格ミステリが好きなことを自アン民に向けて公言している。


最後に、この作者のツイートをいくつか紹介しよう。

真野ちゃんの映画トレイラーで「GOD SAFE MANO…」とか言ってる外人がいて面白い

俺もチャンスが有ったらGOD SAFE MANO…って十字切ってみたいわー

堀江貴文の論調ってアルファケンタウリのモーガン産業的発想だよね
http://www.japan.ea.com/alphacentauri/mogan.html

ホリエモンはそろそろ資本と技術を主軸とした巨大企業共同体国家とか
SFみたいな日本の設定言い出しそうでわくわくする

土壌が駄目なら野菜工場を作ればいいじゃない

水の浄化と電力供給さえ解決したら福島は政府主導の野菜工場特区になると予想
基本オートメーションで単純労働だから雇用も主婦、老人、障害者何でもござれ

自アンから文字を綴る事を覚えた人間の酷さは異常
書きたい事書いて「さーてどうオチつけよう」←これが推敲

読み手がアホやから長文書けへん


ネットでの活動期間や扱う話題などから、この作者はおそらく三十歳を超えていると思われるが、
こうしたログの数々を見れば、彼の人格や境遇について、だいたい察しがつくのではないだろうか。
私はこの作者のことを文才がある人だとは決して思わないし、奇人変人の類だとも思わない。
たんに社会との関わりや教養が極端に乏しく、常識や世間感覚を失った、恐ろしく幼稚な人物なのだろう。

社会経験や教養に乏しい人は、世間や己の程度がわからないせいで、一般常識からかけ離れたことを
臆面もなく述べてしまうし、他者の経験や教養を読みとる力が無いから、気軽に他者を侮ってしまう。
今回紹介したSS作者はその中でもとりわけ深刻な例かもしれないが……。


最後に×××さんの過去発言について。

無題 Name ××× 11/07/16(土)04:22:19 No.434819

ギャグを裏打ちする知識は重要という点で納得する一方で、門外漢が偏見とかじった知識だけで書くギャグのほうがぶっ飛んでて笑いどころがあるんじゃないかとか考えたり、それは勉強をいまさらやり直したくないがための言い訳なのではと自責したり、色々揺れ動いてはいますが、方向性は決まっています。日々成長する事です、明日からさらに気を引き締めて勉学や労働に励むようにします!嘲笑から笑いに昇華できるようより一層努力します!それではおやすみなさい


「門外漢が偏見とかじった知識だけで書くギャグのほうがぶっ飛んでて笑いどころがあるんじゃないか」
という考え方に、私は同意できない。経験や教養に根ざした知識こそが、ぶっ飛んだものを含む、
豊かな発想を生む土台になると思うからだ。また、扱う題材に対する作者の知識の浅さが露わになると、
読んでいてひどく興醒めしてしまうのではないだろうか。最初に紹介した四つのSSがまさにそうで、
各文中の話者の玄人気取りのスタンスとは裏腹に、出てくる語句はどれもこれもミーハー然とした安易なものばかり。
その不調和から想像させられるのは、身の程知らずな作者のみじめな陶酔ぶりだけだ。

2012-01-02

あけましておめでとうございます

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ご無沙汰しています。
自作のネタ文章をまとめた紹介記事を削除しました。
他所で使いたいのでw

自アンは去年の春ごろから見てません。
今はふたばがメインだけど、人が多くて創作の色が濃いぶん自アンより刺激的で、
こんなことなら、もっと早くふたばを本拠地にするべきだったなぁと後悔しています……。

2011-02-25

品川祐とmatakimika matakimikaと東浩紀

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天才品川さんが嫌われるワケ
 
・無節操に文化人ぶるから → 本物志向に嫌われる
・イッチョカミだから → パイオニアに嫌われる
・無教養でかつ自覚がないから → 知的層に嫌われる
・ニセヤンキーだから → DQNに嫌われる
・あらゆる分野のニワカだから → ヲタクに嫌われる
・面白くないから → お笑いファンに嫌われる
・イヤミで性格が悪いから → 同僚・後輩に嫌われる
・人を見下すから → スタッフから嫌われる
・体を張ったギャグがないから → 子供に無視される

 
2ちゃんで見たコピペ。
品川さんのことはよく知らないが、上に挙げられている項目を見て、すぐさまmatakimikaのことが頭に浮かんだ。
無節操に文化人ぶる、無教養でかつ自覚がない、あらゆる分野のニワカ、面白くない、人を見下す……
これらはまさしくmatakimikaの特徴じゃないかっ!!
 

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20100716#p2
 
今日は、この地の果てにでも人文系を志す若者が居ることを知ってびっくらこいた。
世界は残酷にフラットだよ。視覚は届き嗅覚は届かないみたいな。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090521#p1
 
おれも人文パワーを摂取して人文的にみなぎっていきたい、と思ったので、インターネットでは別名人文汁として
有名なケフィアを、ここんとこ毎日一本飲んでいる。やずや社のやつが本筋らしいんだが、あんま体によさそうすぎると
危険な気がするし(インターネッターは健康になりすぎると死ぬ)、通販とか手っ取り早くないので伊藤園社の缶ジュースで。
さぞまずいのだろうと思っていたけど結構うまいのな。ヤクルトとかヨーグルトとか何だか、そんなかんじの乳酸菌的なやつらしい。
 
で、ここ数日腹こわして苦しんでいる。やはりおれの体は、健康にいい系の飲み物を受け付けないのか…。でも飲んでる。で、で、デリダ

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060801#p1
 
死んだ鰯の目で TV を眺めつつ、おれも歳相応に現代思想にでもかぶれてみようかなと思ったけど、
どこから手をつけたらいいのかわからん。とりあえず CD 屋に行って Berryz 工房でも買ってくればいいのか。
そんなわきゃないか。やめた。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081109#p2
 
ともあれ人文体験の濃密さでは今年有数のイベントだったろう。得難い。
これについては本当にゼロアカ道場様様といったかんじ。たぶん今回会場における人文会話密度は、
青山会場時代に勝るとも劣らなかった。
どこもかしこもワナビートークまみれ(というか広範なワナビートーク圏が取り巻いている核の部分には、
ワナビーではない「おれはおれたちはなにかをやったったぜ」側のひとたちのガチトークが渦巻いており、
意味でいえばそっちのほうがおもしろいんだろうけど、おれにとっては周辺こそが本命なので以下略)。
やっぱこのての会話は通常かなり抑圧されがちのところ、場の文化熱が閾値を越えた瞬間一気に
爆発するというかんじだな(いわば「ワナビーマインドが口語として漏洩しまくる事故現場」だ)。
文フリは通常開催でもある程度ボーダーを越えているが、今回は高速増殖炉の中に居るようなかんじだった。
これがキャズムの底の光景なのカー、みたいな。

 
平易な内容の身辺雑記やアマゲノベの感想文の中に、コンテキスト クラスタ パラダイム コミット エントロピーといった横文字や
言説、文化圏などの堅い表現を用いて無理矢理小難しく語り人文系らしさを演出する一方で、肝心の人文界隈の話題においては、
作家や知識人たちの著作や言論について詳しく言及することはなく、わざとらしく道化を演じたり、どうでもいい周辺のゴシップばかりを
長々と書きつづったりしてお茶を濁している。matakimikaの日記は、ハリボテ根無し草による小手先のインテリ擬態工作の記録なのだ。
 
・matakimikaの虎の威アイテム「東浩紀」

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20100319#p2
 
前島賢セカイ系とは何か」読んでる。とてもよい。おもしろい。すばらしい。
だがちょっと残念なのは、これほどの内容なのに、興味しんしんなにわかファンに対する魅惑的な虚仮嚇しとして機能する
「見た目のカッコよさ優先の関連語・作品チャート」が付録についてこないことだ。FSS でいうと、トラフィックスあたりに
ついてきたアレ。または、最近でいうと東浩紀「クォンタム・ファミリーズ」の年表みたいなやつ。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20100220#p2
 
もいっこおまけで、東浩紀「ゲーム的リアリズムの誕生」が、オビがズレてて「ゲーム的リズムの誕生」に
なってるのがおもしろかった。なんかありそうだよねえ、ゲーム的リズム。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081214#p3
 
東浩紀氏の薫陶を受けまくると、喋り方なども東浩紀氏に似ていくものなのかなあと気になった。
いやあの喋り方は確かにおもしろいし伝染する。でもあれはかなり頭の回転速くないと真似られないはず。
喋り方や息継ぎに、呼び出しや圧縮展開の脳内作業時間を丸め込むヒントがあるのかもしれない。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081106#p1
 
なぜ人文系のひとにとっての「ゲーム」は「≒エロゲー」なのか…というのは、ようするにオタ側からみたACTやSTGや格ゲーや
そのほか全部ひっくるめて、人文系のひとたちの語りのうえで「ゲーム」という単語が出るたびそれらは無視されエロゲーばかりが
取り沙汰される、というふうに見えがちの状況に対する反発なのだが、まあそういう反感から出発してなにかまともらしいことを
やろうという意気を燃やすひとが今後出るのか出ないのかは置いといて、とりあえずおれの場合には、あんま建設的ななにかには
繋がらないだろうことは、オタ界隈で東浩紀氏の名前が挙がるようになって何年も経つのに話題としての前進が特にみられていない
ことからも明らかだ。という処理はもうだいぶ前に済んでるんだけど、そのへんのことを先日の文化系トークラジオLifeの「失敗」回を
聞いてて思い出したのでメモ。

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060314#p2
 
近藤淳也氏+東浩紀氏+鈴木健氏の宴会 podcast
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20060227/1141080969
 
上記二例とは比較にならないくらいふつうの podcast。いかにもデキそうなひとたちの雑談なので、ふつうにおもしろかった。
近藤淳也氏の、適度な話の拾いかたとか話の聞き漏らし方が天然っぽくておもしろかった。わざとじゃないよなたぶん。
あとやはり社長属性は決断力かとかなんとかおもった。
東浩紀氏は、声だけ聞いてるとなんとなく「口から先だけでしゃべってるいとうせいこう氏」みたいなかんじに聴こえて
おもしろいなと思った。最近でおれに視聴可能のいとうせいこう氏の喋り姿といえば深夜生放送 TV 番組(番組名知らない)で
司会とかやってるのを見るくらいで、まあそれは TV の司会なわけだから基本的に腹から出してる声なんだけど、
東氏のこのラジオの場合とかだと適当な雑談で酒の席でもあるし、胸式呼吸で気楽にやってるな的な。

 
インテリ擬態工作の一環として、「東浩紀に興味を持っている自分」をほのめかすmatakimika。
でも当然ながら、東氏の著作や言論に関する言及は一切やらないのである。