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We are built as gene machines and cultured as meme machines,
but we have the power to turn against our creators.
We, alone on earth,
can rebel against the tyranny of the selfish replicators.
- Richard Dawkins "Selfish Gene"

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Feb 02(Mon), 2009

譲れない基準を持ってさえいれば、どこに内定しようと問題ではない


充実した日常を送っている。


誰かに「今何やってんの?」と聞かれてそれに一言で答えるとしたら「就職活動」という答えになる。一番時間をつぎ込んでいるし、一番の関心事であり、最優先事項に位置付けている。

この就職活動というものはそもそも不規則なもので、今日は朝からセミナーに行ったかと思えば明日は夜遅くに説明会があり、休日にはグループ面接が入りと、そろそろ毎日予定が目白押し。周囲も就活モ−ドになって、研究室の同期とGoogle Calで予定を共有したりしてる。


3月まで研究報告がないので、ゼミの日に予定入れることを極力避けて、あとは就活に尽力すればいい。ようやく時代が僕に追いついてきたようだ(違


自分なりに時間と思考リソースを割いて将来や仕事について考えてそして実践経験が溜まってきた結果、題目のような境地に達した気がするので、この"ウィトゲンシュタイン状態"を今のうちに残しておく*1



忙しいが、僕自身は就活就活に伴う進歩を楽しんでいる。


めまぐるしくいろんな人に出会い、いろんな刺激を受け、極めて短期間のうちに思考と志向が変化する。一週間前のことが一ヶ月前に感じられ、泡のように浮かんだ新しい概念が、昔からの信念であるかのように精神に定着する。昨日の自分意見が幼く浅いものに感じられ、明日は今日自分がそのように見えているのだろうと思う。つまりこれは進歩しているのだろう。


例えばコミュニケーション能力

集団面接グループディスカッションに行くと、ものっそいスラスラと質問に答え、的確な合いの手をいれ、いとも容易く*2面接官や他のメンバーと親密な空気を作り出してしまう人がいる。

そりゃ、僕が社員でも、そんな人と一緒に働きたいと思う。スキルとか知識は二の次で、後輩として入ったら教えたくもなる。


僕はその辺の"コミュニケーション"は苦手なのだが、場数を踏むことで、多少マシになっている、気がする。最も僕に足りないコミュニケーション能力が鍛えられるのは、個別面接(PI)であることが分かってきた。



面接は本音を出さないと。


最近気付いたことには、面接ブログに似ている*3

自分の考えを吐き出して評価され軌道修正する場であり、disられる(圧迫される)ことで少しずつ耐性が着き、効果的な表現(態度、話し方、タイミング)を少しずつ学ぶことができる。

就活に特化した学習、という面で言うと、どんな質問をされるのかとか、このネタを話したらここに食いつかれるのか、ということを学べる。

そして、これらを学ぶためには、マニュアル面接しても時間無駄であるようだ。ぶっちゃけないといけない。そして「正しく」ぶっちゃけためには、一度はマニュアル面接をやって、痛い目を見て、もどかしい思いをして、自分なりの伝え方というものをなんとなくつかまないといけない。


ウィトゲンシュタインの梯子を上り切り、ひとまわりして戻ってきた感じかもしれない。


私を理解する人は、私の命題を通り抜け―その上に立ち―それを乗り越え、最後にそれがナンセンスであると気付く。そのようにして私の諸命題は解明を行なう。(いわば、梯子をのぼりきったものは梯子を投げ捨てねばならない。)

私の諸命題を葬り去ること。そのとき世界を正しく見るだろう。

論理哲学論考 (岩波文庫), p.149


仮に最終的に「型」に意味がないとしても、しかしその事実は、「型」を学ばなくてもよいという結論を導かない。一度は型にはまって、その中からの眺めを確かめる必要がある。

たぶんこの気付きは、就活に限らず、哲学でも科学でも武道でも、広い範囲の物事にあてはまるのだと思う。


そして「型」を試すには集団面接はあまりにも「発言 => 反応」が通常のコミュニケーションとはかけ離れすぎている。だから早めに個人面接経験できる外資 or ベンチャーを受けるなり、インターンに申し込むなり、面接対策ができる就活塾を利用するなりしてやれば、僕のように対面コミュニケーション不安のある人は効率的に就活対策(見せ方、外面的な部分)ができる気がする。


しかしコレは、どうやら元々コミュニケ−ションのうまい人は自然にやってることみたいだ。なんともうらやましい。



内定先は「絶対」ではないような気がしてきた


その気になれば周囲のあらゆるものから学ぶことができ、したがってどこに就職するかはさほど問題ではない。自己分析し、企業研究してたどり着く境地は、そこにあるのではないかと思う。最低限の基準さえもっていれば、受けるべき企業も絞れてくる。最低限の基準を持つためには、実際に選考プロセスに乗る必要がある。


自分就職すべき企業群」というものを五社くらい決めておけば、あとはどこに内定しようが問題ではない。決定的な一社というものはなく、"縁"で決めてもいいだろうと思う。


流されるでもなく焦燥感に駆られるでもなく就活を楽しめる様になった時点で、僕はもう就活の結果に不安を感じてはいない


後は気楽に、楽しんで行こう。

*1:たぶん数年どころか数週間で、この感覚違和感を覚えるようになると思う。ブログ書くなら今のうち。

*2:と僕には見える

*3自分に近しいものになぞらえて認識することで世の中を把握するメソッドであり、万人にこのたとえが使えるわけでもない

rindai87rindai87 2009/02/03 01:07 相変わらずのシューカツエリートっぷり。
ついに悟りを開いた訳ねww

僕は縁で会社を決めたよ。
ちなみに、その縁はHashがいないと存在し得なかったモノですね。

spinout3000spinout3000 2009/02/03 01:17 就活を楽しめるようになったらこっちのもんですね!いろいろな人とあえて、面接という枠組みの中ではありますがいろいろお話できますし。。就活終わったら意外と寂しくなったりします。

HashHash 2009/02/03 13:23 >rindai87
エリートちゃうがな(´Д`) ある程度悩んで広く見渡した結果、
具体的企業がいくつか定まり、僕も2月中には目処が付きそうです。
あの会社はホンマ縁やなw 同僚になったらおもろいなぁ

>spinout3000 さん
先走る性格なので最初は焦燥感に駆られてやってたんですが、
視点を変えれば楽しいものですね。残り数ヶ月楽しもうと思います><

mojinmojin 2009/02/04 01:33 こんにちは。ブクマコメントで
> 就活生にとってはどこに「就職」するかよりもどこから「内定」をもらうかが大事なのかな?と穿った見方。
と書いたのに
> 別に「内定」を「就職」に読み替えても何一つ変わりませんよ
と返事みたいなのをもらったと理解してますが、別にdisったりしたわけではなくて、このエントリーの内容にはものすごく共感しています。ただ、いつも考えて文章を書いているような印象を受けているので、敢えて「内定」の方を使ったのにはなにか理由があるのかな、と思ったもので。

HashHash 2009/02/04 02:42 >mojinさん
コメントありがとうございます。
僕も別に反発したつもりはなく(言い方がそっけなさすぎた...)、
言葉の使い方に意味はありませんよ、というレスです。すみません。
というかむしろ文脈的には「就職」の方が近い気がします。

leolioleolio 2009/02/04 23:35 相変わらず就職活動楽しんでるようで何より!

1点だけ。
『泡のように浮かんだ新しい概念が、昔からの信念であるかのように精神に定着する。〜〜〜つまりこれは進歩しているのだろう。』
こういう感覚は誰しも抱くものだけれど、それは「進歩」というpositiveなものではなく、±両方はらんだ「変化」であるということを意見として放っておきます。為念。
変化の大きい環境下では気付かぬうちに自分のnatureを曲げられてしまっている可能性もあるので。

Hashが書く、ある意味自分の人生の一部を「プロットする/晒す」ようなブログは、公開日記/非公開日記の良し悪し議論をする余地はあるものの、貴重なassetになると思うよ。(昔のエントリーを見ても十分認識してるようだけれど)

砂漠で足跡が消えてしまうと元の場所へは戻れなくなってしまうんだよね。

HashHash 2009/02/05 01:08 >leolio
うおう、認識の盲点を突くコメントありがとう。
Leo氏は相変わらず鋭い。
進歩の皮を被った洗脳を浴び、自分を見失わないように気をつけます。

公開できないほど個人的な精神の変動は(小学生からの習慣で)紙の日記に書いているので、
Blogともあわせて、よい方向へ向かうための自分のLogとしたいです。

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