Credit Easing, not Quantitative Easing


●Susan Woodward and Robert Hall, “The Fed contracts”(Financial Crisis and Recession, February 2, 2009)

●David Altig, “Contraction, not tightening”(macroblog, February 6, 2009)

Fedの声明では量的緩和に乗り出すと言っておきながら実際にはバランスシートは縮小してるじゃないか。これは一体どうしたわけだ?」(by Woodward and Hall)
バーナンキ議長のスピーチを見れば明らかだけど、Fedが現在採用している政策は量的緩和(Quantitative Easing)じゃなくて信用緩和(Credit Easing)。バランスシートが縮小している理由の一部は信用緩和の効果が表れてきていることの結果とも言える*1。直近のLIBORの動きも見てみたらよい。」(by Altig)


Credit EasingはおそらくQuantitative EasingとQualitative Easingとのミックスという性格を備えているんだろうけれども、Qualitative Easingにヨリ力点が置かれている、ということなのだろう。

Quantitative EasingとQualitative Easingとの違いに関してはecon2009さんのエントリーを参照のこと。

*1:Fed保有している資産の中でもcurrency swapsやCPFFが減少しているのがその表れ