わし
2024年スキー始動
いや,おせーよというか,今年はもうスキー納めかも.これだけ暖冬&仕事忙しすぎだと,もう行く気もなくて.
とはいえ,年度末に実に12年ぶりに板新調(中古)したので,試し滑りもしたいし,せっかくスキー好きになってくれたムッスコさんとムッスメさんのトレーニングもあるし,頑張って日帰りでかぐらスキー場にいってきたのでありました.べんべん.
ちなみに,買ったのは ATOMIC のREDSTER S8i 160cmで,R=12.1mの,中級基礎小回り系の板.
前使っていたのは ATOMIC ST-7 160cm R=11m.
hie.hatenablog.jp
すげー乗りやすい.乗り味は ST-7 に近いけれど,もっとグイグイ脚を回せるかんじ.回転半径はわずかに大きくなったんですが,むしろ前より回せる感じすらある.
ところでビンディング側の表面,塗装がばっきばきになってます.表面は弱いのかもしれない...
DMH-SF700 レビュー Android Auto
はじめに
初代 BMW MINI R52S コンバーチブル用に PIONEER DMH-SF700 を買いました.いわゆるディスプレイオーディオです.
今日のエントリはデバイスの取付というよりは使い方メインで備忘録を残すというものです.いやあAndroid Auto,クセつよつよなんですわ・・・.
タイトルにもあるとおり当方は Android 使いなので Android Auto ベースの話.すまんな.
これまで
うちのミニはカーナビが普及し始める前くらいの車両(2004年製)のため,ナビを納める場所がありません.
これまでは PIONEER のポータブルナビ最終形である AVIC-MRP770 を使っていましたが,ウリであった通信モジュールによるスマートループ*1も使い物にならなくなりつつありまして,スマホナビベースのAndroid Autoもいいんじゃないかと思ったわけであります.
図はこれまでのカタチ.最後らへんはスマートループが信じられず,隣にGoogleナビを置いてしまうというめっちゃビジーなコンソールになってしまいました.
機種選定
初代BMW MINIは1DINしかないのでフロートなディスプレイオーディオデバイスしかつきません.選択肢は少なく,PIONEERの二機種か,Aplineのものになるでしょう.海外で SONY 製のディスプレイオーディオを輸入する猛者もいるらしいですが,面倒なのでやらないです*2.
結論は冒頭のとおり PIONEER DMH-SF700 です.選定理由は下のとおり:- スピーカーが PIONEER カロッツェリア系なので PIONEER がいいな
- ぼちぼち音質がいい(DMH系は音質がよいと評判・・・YouTubeでも探してみてください)
- Amazonアレクサ使いたい
1で PIONEER 1択となり,3で DMH-SF700 になりました. DMH-SF500 は発売年は 700 より後なんですが,HWの多少のスペックダウン,あと アレクサ 非対応なんです.
後述しますが,ぶっちゃけ DMH-SF700 の アレクサはゴミなので,期待しないほうがよいです.つまり, 500 でもよかったなぁ・・・という感じ.
あと,DMH-SFシリーズは車速パルスを車両側からとれますし,当然独自の GPS も持っています.
ディスプレイオーディオでは,ディスプレイオーディオデバイスで取得したセンサ情報をスマホ側から読み取ることができ,スマホ側ナビアプリさえ対応していれば,従来の据え付けナビのような高精度な自車位置推定ができるようになります.もっともそれに対応したアプリがなんなのかは結構謎ですが, Google マップナビは車速パルスに対応していると言われています.(Android版の)カーナビタイム(有料・・・高い)も対応しているという噂もありますが真偽は不明です.
取り付け
初代 BMW MINI という車種限定ではありますが・・・いちおう取り付けも少しだけ.R50/R52/R53 であれば基本的同様に取り付けられるはず.ぼくはこれまでの配線整理をやったり色々魔改造*3しているので取り付けに15時間かかってしまいましたが,普通にやれば1~2時間コースです.
初代 BMW MINI に対応したヘッド変換キットが必要です.今現在流通しているのはカナテクスのもので,ほかにもピービー(pb)製などもありましたが,どうやらピービーは解散したようです.
このキットには様々なヘッドを取り付けられるような型(アダプタ)と車両の配線コネクタを変換したりFM/AMラジオアンテナコネクタの規格変換(FAKRA→JASO規格)アダプタなどが入っています.
これだけ買っておけば国産のヘッドは 1DIN ならだいたいなんでも取り付けられますが,惜しいことに,このアダプタの工作精度がとても悪い.まさかのマニュアルに「削れ」と書いてあるほど.リューターやヤスリ必須.
DMH-SF700 を使ってみる
メインディッシュ.
接続
DMH-SF700 は有線USB(Type-C)で Android スマホと接続して使います.世の中にはワイヤレス化して使うためのアダプタもありますが,電池の減りはすさまじいということなので,しばらくは有線で使ってみます(ワイヤレス化アダプタも高いし).さしている間は Power Delivery (PD)規格に準拠して充電もされていくので,ナビアプリをフルパワーで使っても充電が減っていくということは無いと思います.少なくともぼくと嫁さんのスマホではそういうことは起きていません.(それぞれ Google Pixel7Proと Pixel6Pro.信者.)
使ってるとほっかほかになりますが,スマホをQi充電(10W)しながらGoogleマップナビでナビさせてたときは,ちょっとホットになると充電効率が下がって(電池保護)充電しているのにバッテリーが減る問題がありましたが,こういうのは無し.でも,バッテリーの寿命は縮めてるんだろうな・・・.
Android Auto
そういえば,ディスプレイオーディオに求めていることを書いていなかった.ぼくが求めているのは大きく次でした.
- (車速パルスなどを使った)高精度なナビの実現
- いい音で音楽をききたい.FM/AMなどもちゃんと聞ける(コンバーチブル=オープンカーのくせに何をいってるんだ)
- Amazon アレクサで好きな音楽をいつでもリクエストできるようにしたい
これまでも純正ヘッドにBluetoothオーディオアダプタをかませて Amazon Echo Autoで音声入力で音楽を再生させていたのですが,要するに,デグレしたくないということです.
高精度なナビ実現
試したのは Google マップナビとカーナビタイム.長いトンネルとかはまだ試していないので街乗りですが,位置精度はそれなりで AVIC-MRP770 にひけはとらない*5かんじ.
どっちかというと精度よりもアプリの善し悪しの不満が大きいかも.
Googleマップはやったね無料!だし,普段スマホでGoogleマップ検索した結果をそのまま使えるし音声入力もまあまあだからかなり使いやすい.一方で,ディスプレイオーディオ画面でマップを見ながらここに行きたいみたいな目的地指定はできなかったりする.
カーナビタイムはとにかく高い.でも,高速道路走行ではIC/PA/SA/JCTの情報が画面半分に並ぶとか,国産のカーナビっぽい表示になり使いやすい.あと案内も丁寧.渋滞回避はGoogleマップよりはアグレッシブでないのでそこは考え方かも?
いずれにせよ,この項目はもう少し使ってからちゃんとエントリを起こしたい.
ん?COCCHi*6??入れたよ?起動した瞬間ディスプレイオーディオ巻き込んで落ちたけど.Yahoo!ナビはそのうちためす.
いい音で音楽をききたい
いや,これは,いいんじゃないですか?!想像以上によいです.
フロントスピーカー限定になっちゃいますが,ネットワークモードを使えばミッドレンジとツイータ個別にタイムアライメント(各スピーカーとの距離)調整できますし,スピーカー種別ごとに周波数フィルタをするカットオフ機能もあります.惜しむらくは専用マイクを使ったタイムアライメント自動調整や車速に応じた音量調整のレベライザ機能がないことでしょうか.とくにレベライザがあったら完璧だった.おしい.今からでもソフトアップデートで対応してくれませんかね・・・.
FM/AMの内部アンプの出来もよろしい.実は BMW MINI R52コンバーチブルは,FMアンテナのブースターがありません(R50/R53にはある).なので純正ヘッドですらFMは音がかすれるという状況で,FM-VICSへの分岐もあって利得も下がるしで自分でブースターを入れたり試行錯誤していました.今回はFM-VICSが不要になったのもありますが,何もせず ラジオ線を取り付けてアンテナコントロール配線をするだけでノイズはほぼ出なくなりました.すばらしい.
アレクサで音楽を聴きたい
ここはめっちゃ不満です.
細々いろいろあるんですが,一番大きいのは,「ビルトインされた Amazon アレクサが .com 仕様で co.jp で使っているAmazon Music 等とマトモに連携できない」というところでしょうか.
DMH-SF700 自身にビルトインされたアレクサなので,DMH-SF700自体がWi-Fi経由でインターネットに出られる必要があります.これも面倒なのですが,百歩譲っても,このアレクサを使う気にはなれません.
具体的には DMH-SF700 の音声入力ボタンを押して,「アレクサ,お気に入りの曲をかけて」といっても,.com アカウントの視聴履歴(使ってないからそんなのはない)を参考に音楽再生をしようとするため,自分の作ったプレイリストや視聴履歴に基づく My BGM 的なものが一切活用できません.当然,.co.jp 環境で作ったスキルとも連動はできません.
完全にゴミなので,Wi-Fiをオフにするんですが,今度はディスプレイオーディオがアレクサに接続出来ないとエラーを連発.アレクサを設定解除しようとしてもグレーアウトになって解除できないという・・・(Wi-Fi接続されていないと解除できない意味不明な仕様).
これを目当てに上位機種にしただけにガッカリしました.
意地でもアレクサを使う
みなさんおわかりですね.従前の Amazon Echo Auto を再度使います.アレクサの機能は全部 Echo に任せるということです.
この試みは概ねうまくいったのですが・・・なんとAndroid Autoでナビ中などに,次曲ボタンが押せません.正確に言えば押すと,アレクサにお願いした曲の次でなく,Android Auto が認識している(過去にAmazon Music等で再生していた)プレイリストの次の曲が勝手に再生されてしまいます.なぜ・・・.
想像です.想像なのですが,要するに図のようになってます.
ディスプレイオーディオのメインメニューにConnectivity(Android Auto/CarPlay)やAlexa, Bluetooth, FM/AM とメニューがありますが,こいつらは画面および画面操作上,排他的な関係*7なんです.
つまりAndroid Autoを起動しているときは,画面はAndroid Auto対応のアプリしか操作も共存もできない.そして,Amazon Echo Autoのアレクサはスマホのアレクサアプリの操作にあたるのですが,残念ながらアレクサアプリはAndroid Auto非対応です.見かけ上 Android Auto対応の Amazon Music をアレクサが操作しているように見えるかもしれませんが,それはウラのライブラリや音源がAmazonのサービスとしてバックエンドで共通なだけであって,動いているのはAndroid Auto非対応のアレクサアプリなんです.なので,Android Autoの画面で操作をしてしまうと,Android Autoに対応した Amazon Music アプリの操作が始まってしまうということなんです.ううう.
すなわち,もしもEcho経由で流した曲を飛ばしたいとおもったらEchoに向かって「アレクサ,次の曲に」といって直接アレクサアプリを操作するしかないのです*8.
Amazon Music も使いにくい
安全性を考慮してかもしれませんが,Android Auto画面でのAmazon Musicアプリ(要するにディスプレイオーディオ画面)では曲の検索はできません.前述のビルトインされたアレクサでは操作できましたが,個人の視聴履歴と紐付かないので使い物にならないでしょう.前項で述べたとおりで,Echo(アレクサアプリ)経由でもAmazon Musicの操作はできないので,Android AutoとしてのAmazon Musicアプリの操作性は最悪です.
回避法はないので,事前にAmazonMusicアプリ内にお気に入りのプレイリストをつくっておいて,それを選択するくらいしかありません.
あるいはスマホの Amazon Music アプリ内にあるアレクサボタンで命令を出す.これならAmazon Music アプリ内の挙動なのでAndroid Auto内で動作します.
ユーザインタフェイス
いやー,ディスプレイタッチしにくいっす.これは DMH-SF700 の問題というよりはタッチディスプレイで操作を完結させているやつは全部同じ問題持ってると思います.
アプリによってどこをタッチすればいいのか,操作方法も全部違うし,なにより物理的なスイッチ(凹凸)がないんで,走行中に全く操作できない.ボリュームコントロールとかですね.ミュートもとても操作できない.スマホだって物理音量ボタンくらいはあるんだし,それくらいあってほしかった.音量やメインメニューなどの入力がディスプレイ最左部なんですが,運転席から遠くて使いにくい(もっとも,最右部にあっても今度は左手だから押しづらいみたいになりそう.せめて最下部か,ちゃんとボタンにすべきだった.)
ステアリングリモコンがあれば検討しましょう.ぼくは社外のスイッチをステアリングリモコン線につなごうかと思っています.ところで付属のビジーなリモコン何に使うの?コレジャナイ感がすごい.せめてスマートコマンダー的なリモコンであってほしかった.
あと文字入力でフリック入力できません.いまどきトグルかよ・・・!これもアップデートで対処してほしい.
目的地入力などの音声入力はわりと正確です(というかウラのGoogleマップが頑張っているのか?どっちだろう.DMH-SF700画面上で文字が変換されていくのでディスプレイオーディオ側なきもしますが・・・.).
全体的に操作は直感的にではなく扱いづらい印象.動作ももっさりで実に PIONEER らしい.
GPS 精度とか
これはまあナビ屋として培った技術があるので高精度です.車速パルスもあるし.・・・がアプリが使っているかは別・・・!
ぶっちゃけ走り出しはナビ画面がクルクルします.あとナビアプリの多くは後退処理とかちゃんとされてない気がします.リバース信号とかあるんだからちゃんと使えよ・・・!!*9
まとめ
ようするにクセつよつよなんです.ガジェット好きとか突き詰め派でないと使えません.いっぱんぴーぽーには(マジで)おすすめできない.
個人的にはモノとしては面白いからしばらく遊べそう.
*1:PIONEER スマートループ対応ナビ車からインターネットを介して集められた混雑情報から渋滞回避を行える当時としては画期的な仕組み.しかし,利用者の多いGoogle AndroidやApple iPhoneのGPSログベースの渋滞回避ナビ,いわゆるスマホナビの普及で淘汰されてしまい,スマートループの精度はがた落ちに.
*2:たぶんFMラジオとか周波数帯違って聞けないだろうし,そもそも技術基準適合証明をとってない=違法電波利用になります.電波受信機も技適いるんですよ.
*3:悪いことはしてません.
*4:年式によって違うかもしれないけれど,すくなくとも2004年末製は運転席側にあった.
*5:AVIC-MRP770 は,実は車速パルスをとっていてかなり高精度.ぼくはポータブルナビ最強だと思っていた.渋滞さえしてなければ,首都高池袋~大井のくっそ長いトンネルでもGPS無しで完走できるほど.
*6:最近PIONEERが出したAndroidAuto対応ナビアプリ.
*7:フォアグラウンド・バックグラウンドの関係,というのが正しいか.
*8:ひょっとしたらスマホに Bluetooth で接続し AVRCP のコマンドを投げつけられるスイッチがあれば「アレクサ,次の曲に」とかいわなくてもいいかもしれません.それはそれで面倒なのですが.
ルーレット族になる(嘘)
いきさつ
最近会社のパイセンに教えてもらったのですが,未だに首都高でルーレット(だから違う)できるんですってね.
別に首都高とか興味ないんですが,ムッスコさんとムッスメさんが東京タワー見たことないとのたまうので,首都高料金の節約のために下調べして行ってきました.
首都高節約術
何を今更なのですが,本当に知らなかったのです.
エッセンス
首都高は,乗ったICと降りたICが決まったら,その最短走行ルートで値段が決まるらしく,その途中でどこに立ち寄っても,ぐるぐるしても,首都高にいれば大丈夫なんだそうです.ただし,うっかり違うところで降りちゃったり,首都高の管轄外の道路に入ってしまうとフルで料金が生じてしまいアウアウになるそうな.
このあと,色々ゴチャゴチャいいますが,ステートメントは「首都高内の連続走行において,連続走行の入り口と出口で最短経路となる料金が首都高利用料金として請求される」です.
基本的なパターン
まず,首都高とは何か?ということなのですが,図中,色がついているところがいわゆる首都高です*1.
灰色の部分は首都高外.出入り口に設定することは出来ますが,当然別料金になります.そして,灰色の部分を間に挟むことはできません.間に挟むと,明らかに首都高から出て再入場したと見なされるから(連続走行と見なされない).
基本的な概念はこの図のとおりで,入り口と出口が首都高内に収まっていて,入り口と出口が近ければより安く,かつその間,首都高内のどこをどう走っているかは問われません.
そしてこれがガッカリパターン.首都高内で入り口と出口の物理的な距離は近いのですが,それぞれのICやランプでの乗降の方向によっては,料金算出の最短ルートが長くなってしまうパターン.そうすると,首都高内を大回りしたと見なされ料金加算に繋がります.すなわち,入り口と出口および乗降の方向は実際に5分10分で到着できるような距離感で設定しないといけないわけです.
首都高の外と組み合わせるパターン
首都高外の料金も多少かかりますが,この図のようなパターンもあり.ただ,中継点1と2を同じ場所に設定する・・・すなわち首都高への出入りポイントを同じにすることはできません.
これは入り口と出口ICをうまく首都高外に設定できる例.入り口ICを横須賀道路(E16)に設定し狩場JCTから首都高に入り,神奈川2号三ツ沢線から保土ケ谷JCT経由で横浜新道(E83)に抜けるケースなどには有効.
同様のことは中央道(E20)と東名高速(E1)や東関東自動車道(E51)と京葉道路(E14)でもできそうです.
首都高と外との接続部分の重複回避を考えれば,実際はこの2パターンの利用が一番多そうです.
ルート検討例
うちは埼玉の川越付近です.首都高に出入りする路線は埼玉大宮線(S5)か,あるいは首都高外になる外環道(C3)あたり.
今回は,和光北ICから入り,与野で出ました.外環道の料金がかかるため690円.
こんなかんじで,本来は和光北(外環道)→美女木JCT(首都高×外環道)→与野(首都高)なのですが,美女木JCTで都内に向かったか本当に与野方面に北進したのか見ていないため*2,都内でぐるぐる出来てしまいます.
料金シミュレータは次がよいでしょう:
search.shutoko.jp
ドライブ
ドライブルートの設計
首都高 300円 ドライブ とかでググるといっぱい出てきます.
tokyo-carlife.jp
ぼくもここの,お奨めルート③を試しました.
感想ですが,もう最高!!
・・・ということは全然なくて,単純に景色見る余裕とかないです.(子供は楽しんでました)
東京タワーに一番近いのが都心環状線(C1)だったもので….ガードであんまり見えなかったのはナイショだよ!
さて,運転の所感ですが,普段首都高を走っていないのもあるし,土地勘があまりないのも辛い.事前にルートくらいは頭にたたき込んでいきますが,JCTとか一カ所間違えたらリカバれる気は全くしません.普段から走り慣れている人は,ちょっと間違えても首都高内で別ルートで取り戻せるんでしょうが,不慣れな人はJCTミス=あきらめて近くの出口で課金乙となるでしょう.都合良くPAもないし不慣れな人が入れるような構造じゃないですし.
何を言いたいかというと,下調べが超重要ということです.
活用したツール
ナビにルートを入れられればいいのですが,首都高をぐるぐる回るみたいなルートは設定できません.なんかないのかなーと探していたら,ありました,いいツール.
(iOS版は使っていないので,やりたいことが本当にできるかは未確認)
カーナビタイムのよいところは,ドライブコース作成機能があって,このルートに沿うようにルート案内をしてくれるということ.問題はスマホとかだと小さくて読めねぇよ!でしょうか.
www.navitime.co.jp
概ね次の手順で活用します:
- PCで作業
- アカウントを作る
- ドライブルートを作成して保存する
- スマホで利用
- カーナビタイムアプリをスマホにいれてログインする
- カーナビタイムに課金するw(しないとルートを同期できない)
- ルートを呼び出してナビスタート
ドライブルートの作成例です(出口ICは浦和南になってます.もともとここで降りようと思っていた.)
①~⑥は高速道路上の中継地点です.
このツール,結構コツがいります.
一番大事なのは,厳密な位置に出発・到着・中継点を配置することと一般道・高速道路の設定をきっちりする,でしょうか.特に,図のように左車線と右車線を意識する必要があります.作成されたルートで想定外のループが発生したり一般道に不意に降りたりする原因はだいたいこれ.中央環状線(C2)の五反田付近とか,右車線と左車線がひっくり返っているエリアとかもあるから要注意.
出発ICを決めたあとは,中継点(ツール上は一時的にゴールという扱い)を追加していくかんじです.
中継地点は最大で7点設定できます.また,ルートラインをドラッグして通りたいルートに微修正することも可能.こっちは最大何点まで追加できるか分かってません.
なお,ツール上の料金計算はだいたい間違ってます.
作ったルートに満足がいったら保存します.
ん??プレミアム会員??(?_?)
そう,スマホでルートをカーナビ機能に取り込むにはプレミアム会員(600円/月www)になる必要があります.
「月3回はいくし!」みたいな方やぼくみたいな海岸線まにあにはいいかもしれませんが,まあ本末転倒なので,転ばぬ先の杖くらいにご理解ください.割安になるぶんナビタイムに還元するもよいでしょう.
アプリの方が料金は正確です.この料金がしっかり下がっているかを確認します.
ルートをロードできたら,拡大して変なところがないかチェック.というのも,PC版のドライブルート作成とナビ版での読み込みはルート生成のロジックが違うようで,微妙な中継点の設定位置のズレ(わずかに高速道路の車線中心から外れている等)で一般道に降りたり想定外のルートを通ったりすることがあります.走行中にこれが発覚すると即破綻なので,十分注意します(実は,ぼくは走行中にこの問題がおきて困ったのである・・・最後らへんで助かったぜ.).
そして,ルート開始地点まではナビの標準機能で案内してくれて便利!
PCがないと設定できないのと,有料なのがネックなのですが,こういう用途ではアリです*3.
まとめ
備忘録として首都高節約術をまとめました.
あと首都高こわい.みんなルーレットしちゃだめだぜ.
息子語録
そのうち忘れてしまうだろうから覚えているうちに息子の作った言葉をメモしておこう。
- しんばしんです
たぶん嫌だとかネガティブという意味。3歳くらいから言い出した。
- えへん牛乳
近所の坂道の名前。3歳くらいから言い出した。
- クワちゃん
息子のIF。数字の1を擬人化したようなものらしい。4歳くらいから言い出した。友達はピヨちゃんで、これは2らしい。娘にも見えるらしい。仲良すぎだろ。
- ハムちゃん
自分で言い出した自分の愛称。ハム太郎かと思いきや猫らしい。なぜ…?
ほかにも嫁さんにつけた愛称、というかかなり恥ずかしいあだ名もあるけれど、さすがに嫁さんに見つかったら消されるので、このへんで。
じゃあの。
ホイール塗装
あらまし
またホイール塗装します.
アルテッツァに履かせている WORK EMOTION XT7 が全周に渡りガリ傷&塗装割れが発生しているのと,ちょうどサマータイヤが終わったため.
例によって,ホイール&タイヤばらしをして,ガリ傷補修してから自家塗装していきます.
気温は20度前後,湿度は40%くらいかな.
塗料
調色へたくそなんですが,今回も調色頑張ります.前回冬用ホイールを塗装したときは白すぎかつマットすぎたので,少しつや消しは少なめで.
塗料は次のようなかんじでいきます.
下塗り(プラサフ工程)
ロック プラサフ クライマックスにハイパークリヤーHを混ぜて,プラサフ研磨不要のウェットオンウェット塗装(ノンサンディング塗装)していきます.もう一日あれば普通にプラサフ&研磨したいところ.そっちの方が絶対に仕上がりがよいです.ウェットオンウェットは省力化塗装(手抜き塗装)なのです….
配合は次のようにしました.
- プラサフ クライマックス:300g
- エコロック ハイパークリヤーH:60g
- プラサフマルチ硬化剤:90g
- パナロックシンナー:180g(シンナー少なめ)
色工程
ちょっとチタン風味なガンメタにしていきます.WORKのマットチタンみたいな色を作れたらいいんですが,ベース塗料の選択がわからず.手持ちの白・黒・オレンジだけで茶色っぽいガンメタにしていきます.つや消しにするので,マットマッド色(笑)
塗料はロックの2液ウレタン塗料であるパナロックでいきます.
- パナロック2K塗料:250g
- ファインメタリック(白ベースメタリック):15(比率)
- インドオレンジ2K:15(比率)
- チンチンブラック2K:8(比率)
- HFハードナー:25g
- パナロックシンナー:110g
塗料は合計380g作って,130gは万一補修が必要になったときに備えて保管.
クリヤー塗装
クリヤーはマットにするために,マットクリヤーベースを使います.前回は半つや消しで消しすぎた感があったので,今回は30%消しくらいで.
- エコロック ハイパークリヤーH:165g
- エコロック マットクリヤーベース:115g
- エコロック ハードナー:70g
- パナロックシンナー:70g
作業
前処理
ホイールを剥いてもらいます.17inchを手でばらすとかやりたくなし.6000円くらい.たけえ.
スローパンクしてたんですが,まあそりゃ漏れますわ.
元々はこんなかんじ.フロントは全周こんなかんじで,リアも一部ガリってます.買ったときからこうなのよ・・・.
おそらく一番辛い作業はコレ.ひたすらサンドペーパー(150番あたり)でガリ傷や塗装の割れを剥がし,必要に応じてパテで埋めていきます.アルミパテは痩せなくていいんですが,固くてかった….アルミパテでうまく埋まらなかったところは薄付けパテで.
たぶんこの工程だけで,もっというと作業時間だけで,6時間以上かかってます.パテの硬化とかもいれると12時間以上かけてます.
塗装
洗浄
最後のチェックも兼ねて足付け洗浄していきます.
足付け用コンパウンド・洗浄剤を使います.RCOのクイックベースやカンペのウォッシュコンパウンドなどがよいでしょう.うちはウォッシュコンパウンド.
あと,ブレーキダストの汚れの場合は,サンポールでごしごしやれば落ちます.
旧塗膜の状態も見ておきます.特に,凸部は旧塗膜が割れていたりするので,入念に.割れているとその割れが残るばかりか,シンナーの進入口になって塗装面が縮んだりします.
調色
プライマー・プラサフをやる前にパナロックカラーの調色しておきます.これ,結構時間かかるんで….
調色用のカードを使って,色合わせをします.へたくそがまじめにやるなら,この作業に一日費やすレベルなんですが,そんな時間もなく,塗料の種類も量も少ないので,4度目くらいで決めます.
(おまけ)塗装ブースの設営
プライマー
プライマーはいつものミッチャクロンマルチ.こいつマジ垂れやすいんで塗料を少し絞りつつ吹き付けます.
まあ垂れても最初だからシンナーで拭いてやり直せばいいんですが….
プラサフ
ウェットオンウェット塗装でいきます.
フラッシュオフタイムは15分~です.少し開け気味に塗っていきます.
ちなみに塗装中に旧塗膜が割れてきて,ヒートガンで10分あぶってから少しサンディングして修正,再度クライマックスサフェしてます.あんまり綺麗にはならないですが,やらないよりマシなレベル.
ウェットオンウェットは2時間以内には色塗りしないと密着性が出ませんので,30~40分くらいで色塗りに入るとよし.
色入れ
調色しておいたパナロック塗料で色を入れていきます.やっぱスポークのところに色が入らないんですよねえ.タッチアップ塗装(パターンを絞って低圧で吹く)するしかないんですが,ナナメから吹き付けるためどうにもスプレーダストが増えてザラザラしてきます.こういうときどうするのが正解なのかしらん.シンナー増やしたりボカシをいれたりするもんなんでしょーか.
ちなみに写真で一部サフェのまま色塗りに入ってないやつは,前段の肌修正のためサフェの乾燥が遅いやつが混ざってるから….
マットクリヤー
70%マットクリヤーベースを混ぜ30%クリヤーにしつつ,塗装していきます.
屋外塗装なんでだいぶブツも出てますし,スポーク脇のミストによるざらつきも結構あるけれど・・・まあ自家塗装だしと自分に言い聞かせてGo.
ちょっと厚塗りを狙いすぎて一カ所だけタレ.発見が遅れて修正が遅れました….
完成
うーん,調色したときにすでにわかっていたけど,やっぱチタンじゃないな.うんこ土色のガンメタ.
まあ時間もないんで,今回はこれでよしってことにします.
後日
写真だとそれっぽく見えてるんですが,やっぱ色がへんです.インドオレンジだとやっぱり赤銅っぽい赤茶色が足りなくて,光加減ではむしろ緑色に見えます.また,マットクリヤベースを厚塗りしすぎたようで,ナナメからみると色が薄まって見え(シルバーよりになる),正面からみると光加減で緑色が強調される(黄が強くなる).これはマットクリヤベースの特徴で,厚塗りするとスカシ(ナナメ)は青みがかり明度・彩度があがり,正面は黄味がかり明度・彩度が下がります.
勉強になりました.また塗り直すかもしれません(しそのままほったらかしにするかもしれません).