出産と写真

こんばんは.新任パパの Hie です.
肩書きの通り,つい最近嫁さんが出産しました一児のとーちゃんとなりました.
ぼくの場合,嫁さんは大変だったけれど,ぼく自身が腹を痛めるわけでもないし,「出産のときどんな写真撮ろうかな〜」とのほほんと構えておったわけです.
しかし事前に準備しておいた甲斐あって後悔のない写真が撮れたと思います.
今回は折角なのでなにをどーしたのかを綴ってみたい.

そもそもその産院って写真撮らせてくれるの?

うちの小僧が生まれた病院(富士見市 にしじまクリニック)は,分娩直後の撮影をさせてくれました.具体的には分娩後のおぎゃあの直後から,です.
実際,分娩時あるいは分娩後に写真やビデオを撮らせてくれるところが増えているそうな.
しかし,産院によっては分娩を神聖なものと捉えて,そういったことを許していないところもまだそれなりにあるそう.
写真を撮りたい着任予定パパは,事前に病院側に確認したりして情報を集めておいた方がよいでしょう.

撮影機材は吟味しておく

実のところ,ぼくはカメラを3台持ち込んでいました.デジタル1台にフィルム2台です.
フィルムを持ち込んだのは,物理的に記録(記念)を残すためです.二台の内訳は,カラーポジフィルムと白黒ネガフィルム.
実際分娩に入ったとき,どれくらいばたばたするのかもわからなかったし,撮影の許可時間みたいなのがあるかもしれないと思っていたので,事前にどのカメラを優先して使うかくらいは決めていました.
デジタル>白黒ネガフィルム>カラーポジフィルムの順です.
確実に撮れるデジタル*1,(ネタとしても)記念になる白黒ネガ,まあ撮れたらカラーポジも.みたいな感じで決めてました.

またマニアック一眼レフな着任予定パパは,レンズも吟味しておきましょう.分娩室は決して暗くはないですが,明るくもありません.できるだけ明るいレンズ(単焦点とか大口径ズームとか)を用意しておきましょう.さすがに分娩直後はレンズ交換の暇はないです.

なお,ぼくの場合は,先生の失笑を買いつつ3台とも撮影に成功.もっというと,新生児をパシャパシャとってるうちに,嫁さんはおマタ縫われていました.

ここから先はさらにマニアックな話になります.

撮影環境としての分娩室

分娩室は決して明るくはないと書きましたが,具体的にどんなもんだったかというと,ISO=320, F=4, SS=1/60sec とかです.
手ぶれ補正があれば,普通の一眼レフでもなんとか撮影できるレベルですが,新生児が暴れていたりすると被写体ぶれしますね.
当然ですが,分娩室ではストロボは使えませんし,明るいレンズがあればだいぶ助かるわけです.
フィルムだと,ISO400あたりがいいとこかな?ISO100フィルムでも撮れなくはないですが,f/2くらいで撮影しないときついです.

ぼくの持ち込んだ機材はこんな感じでした.

いずれも明るめのレンズを選んでいます.この選択で正解だったと思います.
あと,ズーム嫌いのぼくですが,このときばかりは 24-70mm便利だ!と思ったですねぇ.大口径ズームとかある人はおすすめ.

分娩は大イベント

ぼくは嫁さんの理解があったし,ほんとに安産だったので嫁さんにも余裕があったのです.
嫁さんがめちゃめちゃ苦しんでいるときに写真をパシャパシャしてたら一生文句言われかねないから注意してちょ.

*1:単純にカメラの性能がよいから.