2009-07-23-Thu
■あれは部分日食だったんだ

ここんとこ、誰に頼まれたわけでもないのに土日の東京旅行記にかかりきりになってて、昨日も書きながら、近所の小学校から部分日食の観察の説明をする声が流れてくるのを聞いていた。こんなに曇っていたら観察できないだろうと外を見ることもなく、旅行記を書き続けていたが、後で聞くとあの薄曇が部分日食だったらしい。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: コミック
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手塚治虫の「火の鳥」には、西暦247年か翌年に皆既日食が起こり、それを見た古代人が太陽の化身=卑弥呼のパワーが衰えたと恐れおののくシーンがあった気がする。井沢元彦の「逆説の日本史」によると、神道には「魂振り(たまふり)」の儀式があって、神のパワーが衰えた場合は「神殺し」をやって、神の再生を願うとかで、要するにそのせいで卑弥呼は殺されたということらしい。記紀の「天岩戸」は、これをモチーフにしたんだそうだ。
逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/12
- メディア: 文庫
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■自民党の夏休み

夏休みが終わって二学期になる頃には新しい政権が誕生しているのだろう。今回は小泉政権の郵政選挙以来の衆院選。政権交代が実現するというもっぱらの噂である。してみると安倍、福田、麻生の短命三兄弟は、江戸末期の家定(『篤姫』の堺雅人)、家茂(同・松田翔太)、慶喜(同・平岳大)といったあたりか。
考えてみれば、官軍だって倒幕がなるまでは、明確な政権構想があったわけではない。維新の原動力は「尊皇攘夷」という四文字熟語に過ぎない。「政権交代」ばかり呪文のように繰り返す民主党のことも少しは大目に見るべきなのかも知れない。
■[旅]Hiromix も歩けば足が棒になる 7/19(10)

神保町(じんぼうちょう)までたどり着くと小雨がパラつき始めたので目に入った【三省堂書店】の本店に駆け込んだ。昨夜の送別会で勧められた村上春樹の「ノルウェイの森」(上)など三冊を買い求める。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/15
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- 作者: 原島広至
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- 作者: 原信田実
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昼食時なので地下のレストランにでも入ろうかとディスプレイを見たが肉料理がほとんどだったので諦めた。余程、昨夜のシェラスコが祟(たた)っているらしい。
残念ながら古本屋街はあらかたシャッターを下ろしている。三省堂と並んで昔、よく覘いた【書泉グランデ】に寄る。所属する団体で秋に講習会が開かれるのだが、その講師が上梓(じょうし)されたという本を探して二階の語学コーナーをうろつくと目当ての本はあった。
- 作者: 松岡明子,ジョンタラント
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ぱらぱらページをめくると、今朝、行ってきたばかりの明治神宮の項目があった。
などと、明治神宮の社叢(しゃそう)が全国からの献木を植林してできた人工の森であることを説明する件(くだり)を読んで全身に電流が流れ、気付いたときにはレジに並んでいた。
■[旅]Hiromix も歩けば足が棒になる 7/19(11)

古本屋街は喫茶店や食事処が充実している。本屋巡りをしていてふと立ち寄るには都合が良い。表通りを入った狭い路地を適当に歩いていると、何回か入ったことがある喫茶店【カフェテラス古瀬戸】があったので中に入った。
薄暗い店内は、幼稚園児のプレイルームのような暑苦しい壁画で埋め尽くされているのだが、座ってみると不思議に落ち着く。後で知ったのだが、あれは城戸真亜子の作品なのだそうだ。ビーフカレーとブレンドを注文する。
アラジンと魔法のランプのような容器は久しぶりに見た。ライスはサフランで黄色に色付けされているらしい。カレーもコクがあってなかなかいける。食べながらガイドブックと地図を広げ、さて次はどこへ行こうかと想を練る。
やがて食後の珈琲が来た。カップにはウサギのような不思議な生き物がレリーフされている。金色に水色の軸のスプーンも上品だ。このお洒落な雰囲気が、スタバとかドトールなどには見られない喫茶店の味だろう。
■[旅]Hiromix も歩けば足が棒になる 7/19(12)

白山通り(はくさんどおり)を渡って岩波ホールのビルの地下が都営三田線の神保町駅である。二分で大手町に着く。地上に出ると目の前は皇居。和田倉橋を渡って噴水公園を過ぎると桔梗濠(ききょうぼり)に桜田二重櫓(巽櫓)が浮かぶ。「巽(たつみ)」というぐらいだから皇居の東南に位置する。富士見櫓、伏見櫓とともに現存する三つの櫓の一つ。左手の桔梗門方面にカメラを振ると、【時代劇に登場する江戸城】のシーンに早変わり。
■[旅]Hiromix も歩けば足が棒になる 7/19(13)

左に少し歩くと、いかにも絵になる石垣が現れる。白く「F」字に見えるのが角石(すみいし)。城壁が崩れないように隅に隙なく積み上げられている。積み木ゲームのジェンカのように同じ長さの石を垂直方向に組上げることで強度を増す。このような積み方を算木積み(さんぎづみ)という。
画面左にあるのが坂下門。孝明天皇の妹、和宮(かずのみや)を将軍家茂の夫人として迎えたことに激怒した水戸浪士が老中・安藤信正(『篤姫』では白井晃)を襲った場所である。奥に宮内庁がある。
■[旅]Hiromix も歩けば足が棒になる 7/19(14)

さらに進むと「皇居といえばここ!」とも言うべき二重橋が現れる。島倉千代子が「東京だよおっ母さん」で
と歌ったスポットである。手前に見えているのが正門石橋。にわかには信じがたいが長崎の【眼鏡橋】がモデルらしい。奥に正門鉄橋が隠れていて、二つ合わせて二重橋と呼ぶ。右手奥に見えるのが伏見櫓。石橋を左に渡りきったところに皇居の正門がある。
皇居外苑の広大なスペースには綺麗な芝生が敷き詰められ、美しい黒松が整然と並ぶ。一体、誰が掃除しているんだろうと思う。時計を見ると13:30。夏の日差しが遠慮なく照りつけ、いささかバテ気味なので片隅の楠正成像の前のベンチに座り込んだ。楠公像を見るのは初めて。兜(かぶと)の影になって目元がよく見えないところが迫力がある。ちなみに作者は上野の山の西郷さんと同じ、高村光雲。昭和19年発行の【楠五銭】にも描かれている。しばらく座っていると、疲れが足元からじんわり地面に溶けて流れ落ちる感じ。
(続く)
■遊びをせんとや生れけむ

A型は話が長いということらしい。別の占いでも話がくどいという結果が出た。どうも、個人的な東京の一泊二日の旅を何日かかっとんねん!と自分でも思うくらいクダクダと書いております。明日には終わる予定です。それが終わらないと「国宝阿修羅展」にも「ディア・ドクター」を初めとする映画も見にいけません。
だからというわけではありませんが、今日はTSUTAYAにDVDを返却がてら、図書館を覘いてきました。司馬遼太郎の「街道をゆく」に今回行ったところが取り上げられていたはずだと思い、「街道をゆく三十六・本所深川散歩、神田界隈」と「同三十六・本郷界隈」を借りてきました。それと良く分からないけど「福岡のカフェランチ」という写真満載の本も。
- 作者: 司馬遼太郎
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その後、本屋に寄って「ノルウェイの森」の下巻をゲット。今、上巻の2/3あたりだけど、これは面白い。詳しい話はまた後で。店頭のPOPに
この小説を読まずに大人になった人はいない
などと挑発的な文字が並んでいて苦笑した。そうかぁ〜まだ大人になってなかったか。来年秋に松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子の配役で映画化されるそうな。
- 作者: 村上春樹
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