2012-02-01-Wed
■私が mixi を止めた理由

mixi にデビューしたのは2005年12月19日だから、今から6年も前のことになる。最初は、何がどうなっているのかサッパリわけが分からなかったが、せっせとマイミク申請をし、手あたり次第にあちこちのコミュニティに参加して書き込みをするうちに次第にハマって、気が付けば一日に何度もアクセスする中毒患者になっていた。
だが、「mixi疲れ」を発症するのに長くはかからなかった。mixi というシステムは、いかにユーザーを長時間滞在させるか、が最大のミッションらしく、あの手この手で容易に抜け出せないように仕掛けてくる。
確かに、mixi のお陰でブログ向きのネタを仕入れることができたし、リアルな知り合いも出来た。しかし、その裏で mixi を介した濃密な交流に起因するストレスが高まり、ついに臨界点を超えたので、勝手ながらこの10日に退会を予告させていただいた。昨日は、自分で設定した退会期限。物理的に退会するのは、これまでマイミクの皆様からお寄せいただいたご厚誼を思えば、忍びなく、アカウントはそのまま放置することとした。
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- 発売日: 2011/12/21
- メディア: DVD
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何だか、新興宗教から脱会できない信者の気持ちが少し分かる気がする。まあ、去年、映画『ソーシャル・ネットワーク』の影響で始めた facebook にしても似たところはあるのだけど。
■B型女子の泣く夜は

- 作者: 柴門ふみ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/12
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図書館でタイトルに惹かれて柴門ふみの『四十雀(しじゅうから)の恋もステキ』という文庫本を借りてきた。柴門ふみと言えば、随分前に『愛についての個人的意見』という本を夢中になって読んだ覚えがある。1988年2月の出版というから当時の著者は30代に入ったばかり。まだまだ恋愛マーケットのバリバリの現役という印象だった。
- 作者: 柴門ふみ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1993/01
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それから10年以上を経て書かれた本書は、すっかり惚れたの腫れたのといった舞台から降りた40代の女性の視点で綴られる。しかし、柴門節は健在。相変わらず斜に構えた鋭い筆致は痛快である。たとえば、次のような一節はどうだろう。
明治時代の政治家や軍人が、芸者さんを本妻に迎えるケースが多く、それに関しては私はずっと美人だから水商売上りでも本妻になったんだと思っていたが、実は違った。要するに、男を気持ち良くさせるプロだったわけだ。彼女達は。
なぜ私が水商売に向かないのか。なぜ私が女のプロになれないのかも、よおくわかった。
愛してるん。あなたのおかげでいい暮らしができるのん。だからお金稼いでね。
などとは、口が裂けても言えぬ。
そんな魂を売るようなマネは、死んでもできない。
愛していない男には絶対、愛してるんなどとは、言えない。
愛してる男には、恥ずかしくてとてもそんなこと言えない。
だから私は死ぬまでそんなこと、言えない。
まな板の上でトントントンと沢庵を切るような歯切れの良い言葉。驚くほど率直で、心配になるほど明け透けで、でも足元が崩れるかと思わせるほど突飛な発想をする。こういう言い方に批判があるのは百も承知だが、どこか同じB型の向田邦子の作風に似ている。
間違ってもA型のように一つ一つ煉瓦を積み上げていくという書き方ではなく、天衣無縫、自由奔放、まるでスカッシュのゲームのようにどこからどんなボールが飛んでくるか予想もつかないが、気が付くと読者を意外な場所へ連れて行ってくれる。しかも、引かれている例はどこまでも下世話で親しみやすい。私がB型女子の書いたものを愛する所以(ゆえん)である。





