Airshow!

?を射抜いております。

アメリカに来て間もない頃にSalinasで見かけたAirshowの広告以来、秋にはAirshowを見に行こうと言っていた。夏の盛りのAirshowも、実は最初はこの手のショーだと思っていたのだが、ラジコンだった。


朝からお弁当(といっても簡単なサンドイッチ)を作って10時に出発。なにぼうのお友達は、お父さんが地元の人に駐車場がないと聞いたきたそうで、Caltrainで行くと言うことだった。「うちはどうする?」と検討もしてみたのだが、電車で行っても1時間はかかるし、駅からの移動を思うとちょっと早めに出たらなんとかなるんじゃないかということでいつものようにポンちゃんで出かけることになった。San Franciscoに入るとさすがに渋滞している。結局会場のすぐソバまで行けたのだが、駐車場はAirshow当日だけの特別料金らしく、値段が手書きでボードに貼付けてある。25ドルだよ、ぼったくりもいいとこだよ。でもまぁ場所もいいので仕方ない。ちょうどポンちゃんの前で「Full」の看板が立てられてしまったが、粘っていると入れてくれることになった。駐車場所はないので通路に停めてくれるようだ。鍵はお預けである。今回はWebでチケットを購入済み。予約確認書をプリンタで印刷して持参し、その場でチケットに変えてもらい、そのチケットで桟橋の会場に入るとリストバンドに交換してくれる、という何ともまどろっこしいやり方である。
 
8日配布用のパンフレットがあり、なかなかりっぱなものだ。サンドイッチやホットドッグを食べて周辺をうろうろする。こういうイベントにつきもののBBQやトウモロコシなど。BBQは長蛇の列である。お弁当を持参しておいてよかった....。桟橋の先の方はアナウンスブースのあるもうひとつ格上の観客席。そこにはリストバンドではなくつり下げ名札で入るのだ。イベントの終わりが近くなった頃、短いワンピースのめちゃくちゃ化粧の濃いコンパニオンのようなお姉さんたちがぞろぞろ出てきたところをみると、そうやらそういう場所もあったようで...。


アメリカやカナダの軍艦がパレードをする。甲板に立っている白いものはどうやら水兵さんのようだ。ここを攻撃されたら一撃だと思うのだが、それほどセキュリティが厳しいわけではない。でも警備は厳しいようだ。
 
なにぼうがトウモロコシを食べている間にショーが始まった。出店の周辺にはスピーカーがないので、始まりの合図が聞こえなかったのだ。「おー」という歓声に上を見ると、ヘリから何かが2つ落とされた。どうやらそれは人で、パラシュートに足にはジェットがついているようだ。それで二人、ぶつかりそうになりながら、絡まりそうになりながら降りてきた。
#この間を通り抜けます。
それからはAir Raceである。コースが決まっていて時間を競うようである。海に浮かぶゲートを縦になりながら、横になりながらくぐり抜け、金門橋の前で急上昇。前の座席の人は判定を担っている人なのか、立ちはだかって邪魔である。報道の人まで立ちはだかる。とうとう隣のブロックの人から「みんなお金を払って座席を与えられているのに、そこにいると見えない」と文句をいい、『そーだそーだ』と思っていたら今度は後ろでわいわいやっていた。
 
F-16がすごい轟音とともに現れる。後ろに縞模様のしっぽを引きずっているのかと思ったら、それはジェットエンジンの煙(?)らしい。見る角度によっては見えないのだ。時速1000マイル。時速1600キロ。うげ〜〜、である。

ラクルの二枚羽の飛行機はくるくるくるくるよく回る。ひたすら回って帰って行った。

私がなにぼうぐらいの頃、兄の影響で憬れたブルーインパルス。ここでブルーエンジェルスが見れるなんて思わなかった。赤、青、白のスモークがとてもキレイだ。6機揃っての飛行も摩訶不思議である。あれほど接近して猛スピードで飛行できるなんて人間業ではないだろう。上下逆さまでのすれ違い飛行。息がぴったり。どこまでコンピュータ制御がきいているのか、どのような練習をするのかが非常に興味をそそるのであった。