Solvangを素通り

HitomiT2006-02-20

風車のある風変わりなDays Innを後にして少し走って、衝撃の「ダチョウ畑」、いや「ダチョウ牧場」を発見。いったいここで何を売っているのだろう?卵か皮か肉か?他にもダチョウが物珍しくビデオをまわしている人たちが数組いた。
しばらく行くとSolvangのかわいい町が目の前に。デンマーク風の町並みが続く中、風車もあちこちにあるし、かわいいHotelやInnがそこかしこにある。空き室もあったようだが、金額がわからないので飛び込みはちょっと怖いかも。ワインも飲めるしブルワリーもある。20世紀はじめにデンマーク人が「日の当たる野原」という意味のSolvangというコミュニティを作ったのが始まりだそうだ。ごく最近になって町の中心部に限る建築規制が設けられたそうである。観光客が田舎の雰囲気を感じられるように、市街地以外には別の規制も設けられているとか....。偶然ではあったが、あのAndersen's Peas Soupもそういう意味で名物であり、またDays Innの風車もその影響を受けていたということで印象に残ったのであった。
 

 Mission Santa Inez


19番目のMission。ここは音声ガイドがあってボタンを押すといろいろと説明をしてくれる。中庭の案内は一体どこから聞こえてくるのだろう?探してみると「岩」だった...。
 #しゃべる石
昔の絵さながらのフードのついた茶色い衣装で腰にいくつか結び目を作った紐をまいた修道士がいて、人懐っこく挨拶をしてくれるのであった....。
ここはSan Gabriel同様、製鉄も盛んに行われたらしい。また最盛期には13000の動物を持ち、Indianの工芸品等の素晴らしさが広く知られるMissionでもいち早く成功した場所であるらしい。
 

 Mission Santa Barbara


「ミッションの女王」と呼ばれる10番目のMission。自然史博物館の近くにあるMissionで、ちゃんとした観光地。訪れる人も多い。他のMissionに比べるとかなり建物も高く、古いグレコローマン方式のデザインである。建てられた当時ですでに1800年昔のデザインとなっていたが、ヨーロッパで発行された本がスペイン語に翻訳され、その6冊の本がMissionの図書館に保管されていたそうだ。San Luis OpispoとSan Gabrialの間にSanta Barbara 付近に3つのMissionを作るのがSerra神父の夢だった。が、Missionが力を持つことを心配したGovernor Neveはなかなか建築を許可しなかった。新しいGoverorがSerra神父の死の1ヶ月前にやっと許可したそうだ。
 

 Santa Barbaraの町を散策

海辺まで行ってみて派手な車を発見。あまり実用的ではないなぁ...と思っていたが、その後ず〜〜〜〜〜〜っと停まっていて人がぐるぐる見学しているのを見るとこれがこの人の「仕事」のようである。

桟橋まで歩いて行き、前回San Diegoに行った時にもらったのとほぼ同じ、ジュート(といった気がする)の葉で作ったバラを、今回はちゃんといくらかのお金を払って買う。もしかして、同じおじさんかも。前のバラも車の後部座席のポケットにずっと挿したままである。
  #これが11月25日にもらったもの
お店をのぞいてみたりする。桟橋下の砂浜にはコップを入れたお水が置いてあって、上からそこに投げ入れるようになっている。ちょっとしたゲーム感覚。これが誰かの収入源というわけである。金属探知器を使って探し物をする人もいたりする。砂浜ではビーチバレーをしている人など、のんびりした砂浜の景色を眺める。なにぼうの希望もあってWhale Watchingに行くつもりで船着き場に行ってみたが、なんとタッチの差で出てしまった。界隈のその手の業者の出発時刻はすべて同じ。『クジラが見つかった!』という連絡が無線のやり取りで伝わるようになっていて、どこの会社の船でもそのポイントに来れるようになっているらしい(聞くところによると)。3時間も待っているとLAに到着するのも遅くなる。というわけで、先にお昼を食べる。焼きそばのようだけどレモンが練り込まれている麺がほどよい堅さで非常においしかった。なにぼうが頼んだミートボールも3つごろっと入っていて、ハーブの聞いた肉団子(不粋)が本当においしかった。
 
# Eladio's Reestaurant
時間を考えると、SFやMontereyからも船が出ているのでクジラは諦めて、自転車に乗ることにした。2時間で30ドル。4人漕ぎで6人ぐらい乗れる。小さい子供は前のカゴのようなところに座らせることもできるので、もっといっぱい乗れる。自転車専用の道が完備されていて、ぐるっと回って1時間半ぐらい。ちょうどいい運動。
 #子供はメット必須。運転席は左側。ブレーキもついている。右側のハンドルは形だけ。当然子供は右側に座るように言われるのだけど....
 #当然入れ替わります
 #非常に満足げでよろしいのではないかと....。

さぁ、今日最後のMissionを目指して出発だー。

 Mission San Buenaventura

 
9番目のMission。Santa Barbaraでゆっくりしたので、ここの中に入るのは最初っから諦めていた。外側から写真だけ撮って行った気分。そんなMissionがいくつあることやら。それでもとりあえず満足。ここはSerra神父が手がけた最後のMissionになるそうだ。しかし。Venturaのメインストリートにあるのだが、この界隈はちょっと怪しげ。ごた混ぜ感漂うお店が並び、ビニール袋を握りしめた買い物客が行ったり来たり。時間帯も悪かったのかもしれないが、Mission前の公園にある公衆トイレも施錠してあるような....。そんな町であった。前にある噴水が異常に泡立っていたのが気になる。きっと誰かが石けんを入れたのだろう。

 Glendaleを目指して

夕焼けのキレイな海沿いをしばらく走ってLAのGlendaleを目指す。前にも泊まったホテル(Days Inn)なので勝手知ったる...かな。ところが最初に割り当てられた部屋は誰かの使用中(または使用後)でちょっとびっくり。このホテルの問題は窓から隣の棟が丸見えというところ。町中のホテルだから仕方ないけど、ちょっと気を使う。
ホテルへの到着が遅くなってしまったので(お昼は豪華に食べたことだし)夜は近くのTrader Joe'sでお寿司などを買い込んだり。なにぼうはピザが食べたかったらしくお店でテイクアウト。ミニサイズがぴったりだった。
 
旅行のメリハリの付け方も慣れたものである。さすがなにまん(と持ち上げておこう....)。