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The Starry Abode.

2011-09-06 Tue A∴A∴&OTO合同イベント(感想)

A∴A∴&OTO合同イベント(感想)

A∴A∴&OTO合同イベント

http://d.hatena.ne.jp/HierosPhoenix/20110815

に行ってきたので手短に感想を。

今回講演したA∴A∴のJ.Daniel Guntherが、Marcero Mottaの高弟で、Mottaの師匠がKarl Germerということは…ものすごく単純化した言い方をすると、所謂カリフェイトO.T.O.とMotta派(SOTO)の対立というのはクロウリー派のO.T.O.本流とA∴A∴本流の分裂だったということなのかもしれない。

id:HierosPhoenix氏から聴いた話から察すると、GermerがO.T.O.の方にあまり熱心でなかったことがその原因らしい。)

この2つの流れが、また一つに戻りつつあるのが現状のようである。

内容は非常に濃かった。

クロウリーの真面目で純粋な面を煮詰めた結晶、という感じの講義だった。この講義から伺えるクロウリーの人物像と国書の魔術本辺りで描かれるクロウリーは同一人物とは思えないくらい違っている。この講義で描かれるクロウリー像は「真面目に人類の進歩を探求し実践する思想家」であるが、それと比べれば国書の方は単なる「冗談が好きで少々風変わりな魔術体系を作った変態さん」だ。

また、クロウリーが(彼が隠秘学に本格的に傾倒する切っ掛けとなった本を書いた)A.E.ウェイトに対して本気で恩義を感じていた、というのも驚き。クロウリーの小説「ムーンチャイルド」における弄り方からすると信じられない気もするが…「クロウリーは典型的なツンデレ」と考えれば納得できる気がする。いや、多分そうに違いない。素行の悪さやクロウリー自身による悪口雑言の裏に隠れた純粋なまでの生真面目さというのは、少なくとも日本ではあまり注目されなかった部分であろう。

これからのクロウリー研究は、クロウリーの暗黒面だけでなく、ツンデレ面を追求していくことが鍵になるだろう。

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