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HokkaidoCUDO最新情報

2014-07-23

7月3日 小樽工業高校にて講演「カラーユニバーサルデザインと教育現場におけるその理解」

04:44

2014年7月23日 木曜日 13:30〜15:00

●平成26年度 北海道小樽工業高等学校 全日制・定時制合同 校内研修会

●研修会講演テーマ 「カラーユニバーサルデザイン教育現場におけるその理解」

●対象は全日制、定時制の先生方。40人程度の参加人数でした。

担当の田中琢磨先生が非常に熱心に企画してくださり、ご本人が研修会の担当になりその時に関心のあった「色弱とカラーユニバーサルデザイン」について講師を捜していらっしゃいました。そして北海道CUDOにお声がかかりました。

小樽工業高校天狗山の麓にあり小樽市内を一望できる大変に素晴らしい立地の高校です。

さて、実は皆様、話の当初の雰囲気としてはあまり乗り気ではなかったのです。話ながら「これは困ったな」と感じていましたが、話が進むにつれ身を乗り出し、最後には質問もたくさん出て結果としては非常に熱心に聴いてくださいました。

その後、校長先生ともお話しする時間を戴き、話は宇宙まで(笑)楽しく広がりました。ありがとうございました。

以下はその感想文です。私たちの課題も含まれています。これから一つずつ取り組みたいと思いました。

とても手応えがありました。ありがとうございました。

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●感想のまとめ

<1>

 難しく複雑な課題をもつ問題だと感じました。正直に申し上げて、発達障害に関心が向いていましたが、自分の不勉強を恥ずかしく思います。

 私が中学生の頃(40年前)までは、ごく普通に学校内で色覚検査が行われていました。列に並んでいるとき前の方の人が指摘を受けていたことを思い出しました。

 また、5%であれば20人に1人。クラス40人のうち2人が該当します。その数字にも驚かされました。

 授業はもとより、学校生活全般で配慮が必要と考えます。

 教えていただいたこと以外にできることは?と考えることがしばらく続きました。


<2>

 カラーユニバーサルデザインの考え方の一端を知ることができて大変有意義な講演でした。「色弱」は「異常」なのではなく「少数派」だという認識の必要性に共感しました。

 また、路線図、道路標識、案内板の改善等の取り組みを見て、少数者への配慮がしっかりできる世の中、社会にしてゆくことこそ成熟した社会への第一歩だとあらためて思いました。


<3>

 大変有意義な研修会でした。私自身色弱に関する知識がほとんどなかったので大変参考になりました。

 特に、色弱の方のほうが、色の判別に有利な点もあることや「色弱多様性である」という話には感銘を受けました。米国の「夕暮れ部隊」は極端としても、色弱を能力として活かせる仕事や職場があれば、より良い社会になるような気がしました。

 学校という場所は、「多様性を嫌う」所であり、正直私も今回の研修が、今後の自分の仕事にどう生かせるか分かりません。

 ただし、私自身の「人間性」や「思考の柔軟性」を高めるためには、非常にプラスになったと思います。

 アマゾンで本を買ってみようと思います。


<4>

 D型、P型の人がどのように見えているのかを初めて体験できたことは良い経験となった。男子生徒の多い本校では、D型やP型の生徒の割合は高いと思われるので、板書やプリント等のあり方をもっとユニバーサルデザインの視点で考えてみようと思えた。


<5>

 実際にどのように見えるのかという違いを知ることができ、今後授業の時に色チョークを使う場合、色を変えるだけではなく、アンダーライン等を入れ、さらに強調する等を行うようにしたいと感じた。

 普段気にしていなかったが、ほんのちょっとの気遣いで、見分けが付き易くなるということがわかった。

<6>

・"異常"、"障害"という名称によって、当事者が受ける"被差別感"はかなりのものだろうな、と感じられる講演でした。

・血液型のように、C・P・Dをとらえるという発想がなかったので、このとらえ方にはなかなか良いと思いました。

・若いころからC・P・Dを使う環境にいたら、その後育っていく感覚も違ったものになるだろうなと思いました。

・学校保健、健康診断でも話題にはなっていましたが、今一つ勉強不足でしたが、今回とてもストンと落ちやすかったです。ありがとうございました。


<7>

 過去に該当する生徒がいたため、大変参考になりました。ありがとうございました。

その際に、ずっとこの見え方だから困っていないと言っていたのが、思い出されました。

バリアントールやアプリの存在を教えていただき、今後活用できると感じました。

P・D・C型という分けは、はじめて聞くと違和感を感じたのですが、話を聞くうちに言葉の重要性を再確認することができました。「色弱」という言葉がどうにかならないか、考えたのですが・・・

CUD前とCUD後で、実際にどのような事を行ったのか。どういった色を使用することでカラーユニバーサルデザインと成り得るのかを質問しておけばよかったと反省。

暗いところでの動き・川の魚・夕方部隊ゴッホなどなど、これは特技!?なのだと感じました。これから良いコミュニケーションがとれそうです。

 不勉強なため、ピントのずれている意見ですみません。

 大変有意義な講演でした。ありがとうございました。

 

<8>

 貴重なお話、ありがとうございました。

 女性の10に1人が色弱の因子保有者であることに驚きました。「必要がある遺伝子が残る」というお話が興味深かったです。

 ご自身では何か「これだ!」と思いになることがお有りですか。もし、あれば教えていただきたいです。

 また、子どもたちがどのように色の概念を獲得していくのか、療育のような効果的なメソッドがあるのか、そして、教育現場でお手伝いできることはどんなことか、気になりました。


<9>

 CUDに関しては前からおおよそは知っていましたが、今回の講演を聞いて"色弱"の人たちから見える色の世界に触れ、C型が正常と思う見方がむしろ偏っているかもしれないと、あらためて考えるきっかけになりました。さらには、この問題を通して、社会における「障害」という概念一般についても、今一度深い考察や考え方をする必要があることを実感しました。

 メディアや教育関係者も"多様性"とは簡単に口にするけれど、"色弱"という概念について考えてみても、何も意識的に取り組まずにマジョリティを中心に発想をしていくだけなら、自然に"多様性"へは至らないのだとも思えました。

 また、テクノロジーの発達の良い面として、違う型の人達の世界を擬似的に体験できるようになったことは意味深いとも思えました。

 北海道CUDのような活動が、コミュニティとしての地域の豊かさや寛容さに厚みを与える一助にもなっていくでしょうし、大変必要なことだとも思えました。

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