初カキコ☆あほうどりのつぶやき

どーも。

今日ようやく小笠原から東京に戻りました。
今回は結構おが船が揺れて到着も遅れました。まだ揺れてます。
毎回思いますが・・、なげぇ、片道25時間。。

小笠原は憎い程の快晴で、ずっと30℃越えしていました。
聟島は日陰がいっさいないので見事に日焼けしました。
また日焼けの後遺症との闘いです。
函館はきっともう寒いのでしょうね。温度差にやられないようにしなければ・・。

今読んでいるGPSの論文で、FPT(first-passage time)とARS(area-restricted seach)という単語が出てきます。
前者は個体がある半径の円を通過するのに必要な時間、後者は限られた範囲での探索行動と解釈してます。(間違ってたらゴメンナサイ)
アホウドリ達が通過した軌跡を見ると、まっすぐビューっと飛んでいたり、グチャグチャと行ったり来たりしている場所があります。
すぐに通過している時はあまり採餌行動(努力)をしておらず、グチャグチャしている場所は採餌行動(努力)をしていると考えられます。
この2つの違いがどの範囲で生じるのかを有意に示すために、様々な半径の円(5km,10km・・)を書いていき、FPTのばらつきが一番になる半径を見つけます。
これによって、アホウドリが懸命に採餌している範囲とそうでない範囲が分かり、これがどんな要因(水深やSSTクロロフィルα濃度、風速)との関係で生じているのかを考察しています。

まだ知らない単語や理解できない文脈がありますが(I藤さん教えてください!)、こういうことを考える人ってすごいなぁっと、論文を読む度に関心します。これはGPSの論文に限りません。

函館に移ってから2ヶ月、少しずつ新しい土地や研究室に慣れてきました。学校には見慣れない装置や聞き慣れない言語がまだまだありますが、マイペースにやってきます。
(なんでか最後は決意表明)

ハラホウドリ