days of cinema, music and food

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AVアンプ総入れ替え


この週末、発注していたAVアンプが到着しました。
PanasonicのSU-XR700です。


初のフルデジタルアンプの導入です。
そこで晴れた日曜の午後、孤軍奮闘と相成りました。


聴かせてくれる音も楽しみですが、それにしても筐体が軽い軽い。
ホームシアターに設置してあるSONY TA-V55ESが15kgなのに対し、SU-RX700はその約1/3の5.3kgしかありません。
デザインもぴかぴかして異質だし、叩くと音がぼんぼんします。
高級アナログアンプの常識である、重くて硬くてガッチリしていることとは対照的です。


トップの写真は、上から今回導入されるSU-RX700、今までのメイン機TA-V55ES、さらにその前のメイン機であるDENON(当時はデノンではなくデンオンと読んでいました)のAVC-3030。


AVC-3030は学生当時の十数年前のアンプで、当然ながらドルビーデジタルにすら対応していません。
しかし当時はLDの『ターミネーター2』やら『バックドラフト』などを迫力満点に再生してくれ、私をサラウンドに目覚めさせてくれた思い出のアンプなのです。
今尚現役で、居間のセカンド・システムとしてJBL A820との相性も良く、素直で軽快にスピーカを鳴らして頑張ってくれていました。
この度、この家では引退してもらい、実家でまだまだ働いてもらうつもりです。


TA-V55ESはAVC-3030の後釜として居間に移動します。
こちらは9年近く前のアンプなので、ドルビーデジタルにもDTSにも対応しています。
光ケーブルを買って来て、Xbox 360を鳴らしてもらいましょう。
但しサラウンド・スピーカは置いていないので、フロントのみの擬似サラウンドになってしまいます。
ですが居間にスピーカをごちゃごちゃ置くのは趣味ではないので、そこは我慢。
リラックス出来る居間だからこそ、シンプルなレイアウトにしたいのですから。


ということで、SU-XR700の導入です。
PS3も含めて映像・音声系の結線を行います。
我が家のホームシアターのデザイン&設計をしてくださったアークスの白須さんの工夫により、結線時はラックが移動出来て楽ちんです。

フロントのPioneer S-LH5aとはバイワイヤリング接続します。
このスピーカはバイワイヤリングの方が高域もキラキラして綺麗なのです。
一通り結線を終え、AVアンプで一番面倒な(楽しみとも言えますが)サラウンドの設定です。


一昔前なら各スピーカからリスニング・ポイントまでの距離を測定し、その数値を入力。
各スピーカから出すチェック用ノイズを聴きながら、ディレイやら何やらを設定していました。
ですがこのアンプにはテスト用マイクが添付されているのです。
マイクの位置が通常の椅子に座ったときの頭部に近いよう、特等席であるプロジェクターの真下に椅子を上下に載せ、そこにマイクを置きます。

アンプに接続されたマイクが、アンプ→各スピーカから出るテスト用ノイズを拾いながら勝手に設定してくれました。
試しにディスクをかけてみると、これが思っていたよりもマトモなサラウンドになっていています。
最新テクノロジーは凄いんだなぁ。
しかしながら包囲感や低域がもう少し欲しかったりなので、結局は手動で調整する必要がありそうです。
おいおい、時間のあるときにでもいじってみましょう。


肝心の音質は、2chが非常にクリアー。
解像度も高い。
ジャズのCDでは豪快にピアノが鳴り、オペラのアリアでは立体感が印象的。
電源を入れたばかりですが高域は思いのほかキンキンせず、これはエージングが進むにつれて煌びやかな音を聴かせてくれるのではと期待が持てます。
これにPS3Blu-ray Disc映像が合わさるとどんな風になるのか、楽しみになってきました。


さてTA-V55ESは居間でこんな風にセッティング。

ゲーム機やら豚の素焼きやらカバの置物やらに囲まれて、まだまだ頑張ってもらいましょう。


さて、ホームシアター側のPS3導入はまだこれから。
今週はアークスの白須さんに来て頂いて、BARCO Cine7LTにBlu-ray Discの映像を入力し、投射出来るように調整してもらいます。
780pの映像が我が家でどう映し出されるのか、非常に楽しみです。


-アークス公式サイト:http://www.arcs-jp.com/