days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

ヴェルヴェンヌ@たまプラーザ


ネットで美味しいと評判を見つけたので、ランチにてお邪魔しました。
お店が見付からずにちょっとまごまごしましたが、何のことは無い、目の前にあったのでした。
因みに、分かり難い場所という事は全く無く、駅前の通りをまっすぐ行ってすぐ。
徒歩にして2〜3分くらいではないでしょうか。


こじんまりした店内は、清潔で良い感じです。
キッチンではスタッフの方々が忙しげに動いていました。


ランチコースはABCの3種類があったのですが、ランチでフレンチは全く持って何年振りかという感じでしたので、3,500円のCコースにしました。
ここにスープを追加し、且つ追加料金でディナー名物という牛ほほ肉をメインにしてもらい、最終的に1人5,000円位になっています。


まずは前菜のポークリエットのサラダ(トップ写真)。
リエットは、先日のディーン&デルーカで買い、美味しさに目覚めたもの。
ディーン&デルーカがこってり系ならば、こちらはさっぱり系。
わざと豚脂部分も付けたまま出してくれましたが、それでもくどくありません。
ここのお店の特長は、優しい味付けなのかな?と思いました。


コースに追加してもらったサツマイモのポタージュ。

ほんのりとした甘さと、ふんわり空気を含んだ舌触り。
フレンチでポタージュというと、生クリームたっぷりのこってりなイメージで、それはそれで美味しいし好きなのですが、こちらは後味宜しい味わいです。
と、お店の方にお伝えすると、シェフが目指しているのは、こってりくどくない「優しい味」なのだとか。
うんうん、今までの料理からすると納得です。


メイン1つ目は真鯛のソテー。

下に敷かれているのは山芋のパンケーキ。
ねっとり&ふんわりとしています。
鯛と一緒に食すとさらに美味しい。
ソースは赤パプリカや野菜のブイヨンなど。
フレンチで黒オリーヴが乗っていて珍しいと思ったら、シェフはオリーヴを食す南仏や北スペインのバスク地方を回っていたこともあるとか。
これもさっぱりしていますが、味が薄い料理では決してなく、フレンチならではの魚料理が楽しめます。
バケットをお代わりして、残ったソースを付けて頂きました。


メイン2つ目は国産牛肉のほほ肉赤ワイン煮。

ゼラチン質と化した肉は、指でもちぎれそうなくらいに柔らかい。
2時間煮てから1日置き、さらに当日に20分煮て出すそうです。
味付け自体は薄めで、ソースと一緒に食すと丁度良い。
付け合せの野菜も美味しい。
塩胡椒がアクセントになっていて、お肉と交互に食べてしまいます。
無論、ソースはバケットですくって頂きました。


本日のデザート。

バナナタルト、フルーツ&栗のアイスクリーム、ブラマンジェ。
バナナタルトはバナナの味が濃く、エスプレッソと合いました。
先週末のチャオナムでのバナナケーキといい、今回のバナナタルトといい、2週連続でバナナデザートの当たりです。
アイスクリームは栗味なのは当然ですが、細かく切った栗の身そのものも入っていて、嬉しい驚きです。
この2つに比べるとブラマンジェの影がやや薄くなるのはやむを得ません。


ランチでもしっかりとしたコースでしたので、2時間近くのゆったりとした美味しい時間を過ごせました。
また来たいお店だなぁ。
今度はディナーで是非。
お店の方々の愛想も良く、最後はシェフにお見送りしてもらいました。
雰囲気が良いだけではなく、美味しく且つ胃もたれしないフレンチなので、「こってりはもういいや・・・」という方には、是非お薦めしたいお店です。


店内では、はちみつやバルサミコ酢などが売っており、お土産にポークリエット(400円)を買って帰りました。
これもまた、自宅で楽しませてくれることでしょう。


駐車場は近くにタイムズが2つありますので、車でも安心です。
また、ランチタイムはベビーカーOK、ディナータイムは小学生以上ならばOKとなるようです。