days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

「お客様の悩みを読み解くマインドマップ」


半年ちょっと振りに受講した研修は、マインドマップ研修でした。
マインドマップとは、イギリスのトニー・ブザンが提唱しているブレインストーミングの手法です。
必要なのは、紙と色付きペンを何種か。
自分が表現したい概念を紙の中心に目立つように書き、そこから自分のイメージやキーワードを放射状に書き連ねて行きます。
連想が連想を呼び、予想以上に奥深く理解することも出来れば、意外に浅くしか連想が出来ないものがあったりして、自分のその対象に対する意識についても発見が出来ました。

講師は(株)ラーニングプロセスというコンサルタント会社の代表取締役でもある矢吹博和氏。
当たり前ですが、さすがにプロという感じです。
明るくはきはき喋る講師は、本当にパワフルですね…
自己紹介マインドマップの中心は、当然ながら矢吹丈だったのが可笑しかったです。
でもほら、そのお陰で名前を覚えていますよ。


よく、「では、箇条書きで書いてみましょう」と言われて、中々キーワードが出て来ないことがありませんか。
しかしこのマインドマップだと、連想ゲームに近い感じなのでスラスラとキーワードが出て来ます。
とある対象をプレゼンするよう、急遽課題を与えられても、この方式だと明確な要点が自分で絞れるので、自分自身が理解し易い。
プレゼン時に何も見なくても、です。
同様に、グループメンバー相手にインタヴューし、文章によるメモではなく、マインドマップによるメモをしてみると、結構的確な記録が出来たりで面白い。
ポイント派手な色使い。
モノクロではなく色を使うことによって、視覚による記憶が強化されます。
人間が如何に視覚に依存しているかの証しでもありますね。


私などは同じグループの中でも、制限時間内でまぁまぁ量を書けた方でしたが、それでも書く人はスピードが速い。
ぱっと思いついたまま書き連ねていくのでしょう。
こうなると思考とかではなく瞬発力の差です。


課題の中には、とある架空銀行の現状の課題と打開策の文章を、自分でマインドマップ化する、というものがありました。
これがかなり難物。
単に難しいだけではなく、人によって書くマインドマップがかなり違います。
これはマインドマップに正解は無く、同じ文章を読んでも人によって解釈に差異がある、ということだとか。
中々興味深いものでありました。


問題点や議題を解き明かすツールとして、使い方によっては結構良いかも知れません。
その分、慣れは必要そうですが。
尚、トップ写真は私の自己紹介をマインドマップ化したもの。
下記は私の所属する部署の特徴をマインドマップ化したもの。
特に部署紹介のものは、中々ウケたのでした(^-^


講座の名前になっている「お客様の悩みを読み解く」かどうかは、これはスキル次第です。
当たり前の話、マインドマップは飽くまでもツールであって、概念ではないのですから。