days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Sting "Nothing Like the Sun"


…で、SHMCDとはどんなものぞや?と即注文したのがこれ。
言わずと知れたスティングの名盤にして傑作『ナッシング・ライク・ザ・サン』です。
このCD、元々の録音が優秀だからでしょう、マイナーも含めて各社が高音質CDを出す度に出ているような気がします (^^;
スティングって気前が良いなぁ、と思いました。
あとスティーリー・ダンね。
私の中ではこの2人(正確には3人か)は気前の良いミュージシャンという扱いデス。


このアルバムを聴くのは20年振りくらいでしょうか。
CDはスティング好きの友人から借りて聴き、カセットテープにダビングしたものでした。
今更説明の必要も無いくらいの名盤ですし、参加ミュージシャンもブランフォード・マルサリスにマヌ・カチェと私の好きな、しかも豪華なメンツが参加していて、彼らの演奏も聴き物となっています。
このアルバムで1番有名な曲は『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』でしょう。

監督は若き日のデヴィッド・フィンチャーです。


が、私が1番好きなのは『ビー・スティル・マイ・ビーティング・ハート』。
この曲もヒットしましたね。


缶ビールのTV-CFで使われたものをアレンジした『ウィル・ビー・トゥゲザー』。

出演しているのはスティング夫人トゥルーディー・スタイラーですね。
後にガイ・リッチーのデヴュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』をプロデュースする事になります。
それであの映画にはスティングも出演していたのですよね。
CFはこちら。


おぉ、懐かしい。


他にも良い曲が目白押し、聴いて損の無い傑作だと思います。


で、SHMCDとしてはどうか。

ナッシング・ライク・ザ・サン

ナッシング・ライク・ザ・サン

例によって元のCDは持っていないので比較は不可、単体での印象となります。


いやぁ、ヴォーカルも含めて音の切れと音圧が凄いです。
マヌ・カチェのドラムは素晴らしいですね。
ドラミングが浮き出る感じ。
迫力満点です。
但しデジタル臭さというか、いささか高域が強い。
もっともこれは私の音楽CDを聴く場合のシステムへの不満でもあるので、今後の課題なのですよね。
それでも久々に再会した名曲の数々が、こうも鮮烈な音で聴かせてもらえるのは幸せですね。
でも意外に元のCDと差異が感じられなかったりして(^^;


という事で、私の持っているベスト盤との比較をしてみました。

フィールズ・オブ・ゴールド~ベスト・オブ・スティング 1984-1994

フィールズ・オブ・ゴールド~ベスト・オブ・スティング 1984-1994

因みに私が持っているのは1994年の初回盤です。
こちらも高音質、録音レヴェルもかなり高いもの。
もっともこのベスト盤収録の際に色々いじっている可能性もあるので、単純な比較にはなりません。
飽くまでも参考程度とお考え下さい。


それでも比較結果は…はい、SHMCD盤の勝ちです。
音圧もありますが、音そのものが生々しいのですよ。
単なる材質の違いで差が出るものとは面白い。
SACDの方が音が良い可能性も高そうですが、しかし既にマイナーなものしか出て居なさそう。
メジャー作品は入手困難なものも多い。
シビアなマニアの方には難しいかも知れませんが、このSHMCDをSACDの代替品と考えても十分に楽しめると思うのですが、如何なものでしょうか。
ちょっと気になるSHMCDは買っておこうかなぁ…で、また注文してしまったのでした (^^;