days of cinema, music and food

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"The Bourne Ultimatum" on Blu-ray Disc rewatch


ボーン・アルティメイタム』のBDを鑑賞しました。
前回から2年半振りのようです。
我ながらこのシリーズが好きですな。
写真は左側がBDのUK盤、右がDVD国内盤です。


週末に寝込んでいたので、観たい映画を1本も観られずじまい。
その欲求不満を晴らすべく、『マイアミ・バイス』のクライマクスの銃撃場面を観たりしていたのですが、その流れで本作序盤におけるウォータールー駅のくだりだけ見るつもりが、結局全部観てしまったという、恐るべき吸引力・求心力。
再鑑賞してジェイソン・ボーン3部作(?)の完結編にして、現代スパイ・アクションの金字塔だと改めて認識した次第です。


先の週末は風邪で寝込んでいたので、観たい映画を1本も観られずじまい。
その欲求不満を晴らすべく、今日になって『マイアミ・バイス』のクライマクスの銃撃戦場面や、『ハート・ロッカー』中盤の銃撃戦転じて狙撃戦を観たりしていたのですが、その流れで本作序盤におけるウォータールー駅のくだり(そう、パディ・コンシダイン演ずる記者を巻き込んでの、ボーン対CIAの頭脳戦です)だけ見るつもりが、結局全部観てしまったという、恐るべき吸引力・求心力。
再鑑賞してジェイソン・ボーン3部作(?)の完結編にして、現代スパイ・アクションの金字塔だと改めて認識した次第です。
過去に自宅でこのシリーズを観る場合は、最初の『ボーン・アイデンティティー』、『ボーン・スプレマシー』と観てから本作を観るようにしていましたからね。
それがいきなりの第3部を観た、という訳です。


この駅のくだりもですが、緊張と興奮で引っ張って引っ張って引っ張って、ギリギリと弓を限界まで引き絞ってから大爆発!という演出が素晴らしい。
この引っ張って引っ張ってのお陰で、1つ1つのシークエンスがシリーズ中で1番長くなっているのも特徴です。
ポール・グリーングラスの演出は絶好調ですね。
ジョン・パウエルの音楽も緊張と興奮にひたすら奉仕していて、旋律など耳に残りません。
1作目のカーチェイス場面では優雅に旋律を流していたので、「007シリーズのジョン・バリーかいな!」と劇場で突っ込みを入れていましたが、そんな余裕は微塵も無いのです。
これは1作目の監督ダグ・リーマンと、2作目以降のグリーングラスの方針の違いでしょうね。


マット・デイモンはシリーズを重ねるごとに台詞が少なくなっていきますが、本作では殆ど喋らない印象です。
顔の微妙な表情と身体の動きで演じていて素晴らしい。
ですから、デヴィッド・ストラザーンジョーン・アレンジュリア・スタイルズといった相手の役者達の演技も、対照的で光るのです。


全3作に共通したモービーの主題歌も耳に残ってしまいます。

  • Moby - Extreme Ways ( from The Bourne Ultimatum )


2年半前と違うのは、AV機器システム。
プレイヤー、アンプ、スピーカと丸ごと別物となっています。
兎に角、音が「こんなに凄かったっけ」という大迫力でした。
当時の記事では「録音レヴェルはやや高め、迫力ある効果音と音楽を楽しみましょう。」等と悠長に書いていますが、明らかに今回は激烈サウンド
高域も低域も「こんな音が入っていたんだ」と驚きました。


実は先に観た『マイアミ・バイス』『ハート・ロッカー』の音に少々驚いていました。
これらのソフトは時々視聴していて、銃撃音の派手さでは我が家所有BDの中でも上位に来ます。
もちろん、現行システム導入後でも試聴済みです。
それがこんなに痛い音だったっけか?とちょっと思ったのですね。
高域の情報量が増えた感じなのです。
乾燥しての音質劣化による付帯音ではありません。
エアコン付けていないので、湿度計によると湿度は50%ですから、除電も効いている筈ですし。
先日のオフ会で、白須さん曰くプロジェクター背面の映像ケーブル郡に巻いたステンレスたわし効果により、接続機器もじわじわと除電されて音質も良くなりますよ、という話でした。
ひょっとしてそれが本当になされたのでしょうか。