days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

"Midnight Meat Train" on Amazon Prime


風邪で2日間寝込んでいて、余りに夜に眠れなくなったので、Amazonプライム会員として無料動画鑑賞をしてみました。
ご存知のようにプライム会員だと無料で映画やドラマなどが見放題ができます。
新作や人気作は有料のものも多いのですが、結構な数の旧作は無料です。
パラマウント作品は無料の物が多いですね。
Huluに入っている人はダブりそうですが、私はそちらに入っていないので重宝しそうです。
それで体調が悪いにも関わらず、クライヴ・バーカー原作、北村龍平監督の2008年作品『ミッドナイト・ミート・トレイン』をKindle Fireで鑑賞しました。


売れない写真家ブラッドリー・クーパーはウェイトレスの彼女レスリー・ビブ内助の功もあって、ロジャー・バートによって画商ブルック・シールズに紹介されます。
キャリアの芽がようやく出てきそうとなった彼の前に、怪しい大男ヴィニー・ジョーンズが登場します。
彼はN.Y.地下鉄内で起こる行方不明事件に関係がありそうなのですが…。


北村龍平作品は初めてですが、どうやらCGを駆使したやたら動くキャメラワークがお好きな様子。
しかしそのケレンとマジメな語り口がどうにも合っていないような気がしました。
バーカーの原作短編は高校の時に読んで余り面白くなかったと記憶していますが、絶望感は映画よりも原作の方が濃厚だったような気がします。
終幕の展開、とある人物の転身にもう一つ説得力が欲しいのですよね。
それでも目ん玉飛び出したりとか、切断された首の主観撮影とか、切断された腕を使っての殴り合いとか、バカ映像の数々は笑えるし、今や大スターの、でも余り容姿は変わらないブラッドリー・クーパーの熱演などもあって、100分ほどを退屈せずに観られました。
こういった中規模の未公開作品が無料で手軽に観られるのはありがたいです。


今回はWi-FiでのKindle鑑賞で、電波の調子次第で画質がボケたりありました。
それ以外は問題無く楽しめました。
Amazonからテレビに飛ばす方法もありますし、ちょっと今後はそっちも検討したいですね。


ミッドナイト・ミートトレイン 真夜中の人肉列車 血の本(1) (血の本) (集英社文庫)

ミッドナイト・ミートトレイン 真夜中の人肉列車 血の本(1) (血の本) (集英社文庫)