ヒューイ&デューイの日記(私見運用版) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-12-03

[]デザートイーグルパブリッシング「マガフ 6B ガル&ガル・バダシュ写真集」

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東西両国境をアラブ諸国と接しているイスラエル軍は他国に類をみないほど機甲戦力の充足に力を注いでいて、メルカバMBTを暫時新型に更新しつつ同時に第二線級の装備であるM60戦車系列の車両にもアップデートを行っています。本書はそれら一連のイスラエル仕様M60、マガフ戦車シリーズの中から現在稼働中のマガフ6Bガル/ガル・バダシュ戦車を中心とした写真集です。

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西側戦後第二世代戦車の中でもベストセラーとなったM60戦車へのイスラエル軍魔改造ぶりを隅々まで愛でるといった内容の一冊であり、最新鋭の〜と書いてしまえば解説書く身としても楽なのですけど、実際のところは更にマガフ7系列あるいはトルコ陸軍に提示されたサブラ戦車へと、パットン将軍の末裔はガリラヤの地で進化し過ぎで島国に生きる我々としてはなにがなんだかよくわかりません…。しかし流石は本国イスラエルの出版物で冒頭にマガフシリーズの進化系統樹が載ってるところはなんて親切!従軍章を使ってどの形式の車両がどの戦役参加したかを表示するのは大変に解り易いデザインだなー。


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以前に記事も書いた「メルカバMk.4」と同様、本書も車体各所のクローズアップ、作戦行動中の迫力あるフォト、戦車を運用する兵士たちの様子や表情など豊かな内容は変わりません。既にメルカバ本お持ちの方にはなんの心配もなくお勧め出来る内容、初見の方には全力でプッシュできる良書です、が今回さらに!(だんだんTVの通販番組みたいになってきたな)


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各種支援車両の写真も多数掲載されています。近年メルカバ車台をベースとした工兵車両も徐々に配備されていますがいまだこの分野ではマガフシリーズが第一線で任務に就き、砂漠がちなイスラエルの地勢にあっても尚重要な架橋戦車は敷設シークエンスを連続写真とイラストで分かり易く解説。


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川は無くとも橋は大事でなにしろゴラン高原には「涙の谷」という名勝がございましてな。


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個人的に強く印象に残ったのはこの一枚。

市街地にMBTを投入することに掛けては他国に先んじて運用ノウハウを得ているイスラエル軍ならではの戦車回収車に全身スラットアーマー。何も知らずに見るとトンガリ帽子風で可愛く見えたりするのかな?実態は支援車両とはいえ凄みのある姿なのです。


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巻末にはレジェンド社のレジンキット作例が掲載され、前回よりも一層モデラー向きの内容と言えます。ベースキットはエッシーのM60を使用しているようですが、タミヤのM60A3も久々に再生産されたことですし、世紀を越えて尚現役なオールドマン、製作の手引きに是非。


そうそう、「現役」と「オールド」といえばですね。前回メルカバの時も素晴らしい内容に驚かされたデザートイーグルパブリッシング、なんでも著編者の Michael Mass氏は元イスラエル陸軍機甲大佐で実戦にも参加。現在は国防博物館キュレーターを務めてる方なんだそうで…

そりゃ大学サークルにOBが訪ねてきたようなもので、現役は皆にこやかにむかえますわな。

そして大学サークルにOBが訪ねてきた時に現役が内心でどう思っているかは…


それは写真からではわかりませんw

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[]タミヤ「1/350日本海軍重巡洋艦 利根」(その2)

前回からの、続きです。前回の記事を上げたときには気がつかなかったんですけどこの重巡利根って米海軍の護衛空母ガンビアベイを沈めた艦なんですね。

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それでこのタイミングにリリースなのか。利根型はよそのメーカーもやってないし既存の最上と並べて航空巡洋艦同士とか…そんなふうに思っていた時期が僕にもありました。 あ さ は か でした。

そんな訳で浅く喧しく製作せよシリーズ第二回。さっそくはじめまショー。


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日本海軍巡洋艦の心臓とも言える魚雷発射甲板。三連装発射管はポリキャップ内蔵でキビキビ動きますああこーゆーのが楽しい♪すぐに上甲板で見えなくなっちゃうじゃん! mixi)と泣きながら自分にパンチをくれつつでも大丈夫ちらっと見えるから!よこからすきまからばっちりと!


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目を凝らせば九三式酸素魚雷の雄姿がこれこの通りのチラリズム万歳。なんというかこー何も知らないノンケなひとを驚かすにはぴったりなギミックなので完成の暁には爪楊枝などでちょちょいと動かしてビックリさせ…たあとでロングランスがどーこーとか言いだしたら絶対引かれるんだろうな…

このあと甲板上に微細なパーツを接着する作業が続きます。同じ形状で微妙にサイズのことなるパーツが頻出するので間違えないように注意。こんな時にはいかに作業を単純化するかが大切で、心中あまりものを考えなくて済むような境地へ簡単に至れるためにモデラーは日々zzz

や、まじめな話まず大きめの部品(工程11でいえば砲塔基部の円形パーツ)やったあとで前方から順番に、使用するパーツの少ないランナー(ここではLパーツ群)から片付けて行って…とか、そんな感じで進めました。正しい作法かどうかは知らない!(キリッ

H22,25,26の三種は同一形状だけどなんの装置なんだろう?どうして大きさ三種類もあるのかしら?その辺わかって作ると単純作業も楽しくなるんでしょうけどうううむ。


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階段(ラッタルって言うのでしたか?)を取り付けると途端にひとの姿形が目に浮かぶような気がするから不思議です。ホントに小さな人が見えたら怪談です。

やっぱある程度のサイズがあったほうが艦船模型は面白いんだな。なるほど1/350のフィギュアがいろいろ発売されるわけで、数年前のタミヤコンで見た戦艦ミズーリ艦上の降伏文書調印式ジオラマは、あれは全部スクラッチしてたんだっけか…


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製作工程前半部分でも否応なしに盛り上がる山場の艦橋部分、やはりこのパートがフネの顔ですねぇ…羅針艦橋や防空指揮所にこれでもかといわんばかりの双眼鏡を接着してくのはそこそこの労苦ですけど、これこそ日本艦って気もしますのでがんばるー。大体レーダーアンテナが林立してたらもっと泣いてる。

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まるでビルを建築しているようなものだなー。そうしてやっぱり軍艦の艦橋って狭いもんだなーと、改めて思わされる。なんだか無闇矢鱈に広かったりヒマなパイロットがダベったりしてる印象があるのは全部ヤマトガンダムが悪い。

そんで扶桑はどうしてああなったとか、艦橋ひとつ組み立てながらでも人間いろんなことを考えるものです。


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集合煙突はなんだかこれだけだとおんなのこのブーツのようにも見えて脚なんて飾りですよお偉方にはそれがタマランのですよ(;´Д`)

的な。あーあとパテ跡が見えるのはパーツの合いがどーこーとかでは全然なくて、珍しく消せる合わせ目が存在するんで嬉しさの余り丁寧に時間かけてゆっくりしていってあたしカンペキ!と思ったら中に挟み込むハズのD11とD37がその


よくあることですが、よくないですねー。


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水偵積載用のクレーンはエッチングパーツの曲げ加工・貼り合わせも増えてきてだんだんと複雑になって来ています。この順番を追って段階的にステップアップしていく過程は初心者にもありがたい。でもこの先はもっと大変なんじゃあ!?といささか曇天にして目標を認むるに定かならず…

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このようにして組んで行った上部構造物を艦体に取り付けて行けばあっという間に軍艦らしくなっていくじゃありませんか!


…まるで我がことのように感無量だよ(我がことだろ)


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クレーンを艦体後方に接着すれば工程22番まで終了です。いやー、もちっと進めたかったんだけどさ、次がちょっと、すごく大変そうで…


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日本艦独特の高楼型艦橋を米軍はパゴダ・マストと呼んだのだけれどやっぱこう見るとお城!一国一城の主となった気分で日本酒が合いますね!熱燗の美味しい季節も近いですねーと思いつつ次回へ。続くや、続かざるや。

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