ヒューイ&デューイの日記(私見運用版) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-09-18

[]バンダイ「1/144 HGUC ゼータプラス (ユニコーン Ver.)」

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「機動戦士ガンダムUC」エピソード7に登場した地球連邦軍の可変モビルスーツというのがこのキットの素性でありますが、元を正せばモデルグラフィックス誌のオリジナル企画「ガンダムセンチネル」、引いては別冊「ガンダムウォーズ プロジェクトZ」にまで遡ることが出来る昔から人気の機体です。SガンダムやゼクアインがHGUC化した頃からまあずいぶん経ちましたね。


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氷河期を生き抜いていた時代の人類は現生の我々よりも相当頑強な生き物だったろうと推察されますが、ガンダム好きのなかでもセンチネルのファン層は濃い方揃いで知られます。そこでまた主人公メカではないゼータプラス好きというのは食べ物に例えて言うならマーマイトやベジマイトのように濃厚な生き物でありましょう。


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ですからしてUCもクライマックスのOVA最終巻で原作小説には無いゼータプラスの登場が告知されたときには、それはもう天然のアスファルト溜りがイエローストーン国立公園になるくらいの吹き上がりで期待と不安が噴出していたものです。その傍らではグスタフ・カール好きな人もモクモクしていたように思います。


で、


ユニコーンの話はこれぐらいにしてあとはキットを見ていこうと思います。その前にちょっと涙拭きます。


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Cランナーはまったく同一のものが2枚入っています。このへんは最近のガンプラによくあること、でありますが。


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面白いのはD1D2ランナーで、この2枚特に共通する箇所もないのにひとつの金型をスイッチ切り替えで分割しているみたい。成型色まで違うならそもそも別の枠で起こせば良さそうものですが、なぜにひとつにまとめてるかといったら、たぶん同じ成形色で1枚成型のまま射出する予定があるんじゃないかなーほか赤白のアレとか(個人の推測です)


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E1E2ランナーのパーツ配置はこれまたよくあるパターンです。ビームライフル関連が簡単に切り替えできるようになってますねフムフム。


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Fランナーは関節部分、ジョイントなどのパーツ。ビームサーベル刀身SB6ランナーはクリアーブルー成型のちょっと珍しいカラーなんだけど、期せずして「保護色」みたいに背景に溶け込んでしまったOTL


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ポリキャップはPC-132ACを使用、ホイルシールに加えてマーキングシールが付属し機体各部にコードレターが描かれるのはセンチネル直系の機体ならでは、でしょうか。実際このキットも出典にはかなり気を使っていて、機体スペックの項目にはジェネレーター出力としてMG別冊「ミッションZZ」と「ガンダムセンチネル」2冊のそれぞれ異なる数値が併記されています。前者が2070kwで後者が2017kwってそりゃ誤記誤植の類じゃないのかと訝しくもなりますが、例え原典が間違っていたとしてもそれを含めてリスペクトするのが原理主義というものでまさにガンダム信仰体験である。宗派対立や宗教戦争も日常的に起こる(笑)


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初回生産分には一部成型不良や金型加工不足もありましたが、現在ではパッケージ画含めてすべて修整されていますのでご心配なく。


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数多の可変MSのなかでもとりわけ航空機的なディティールを持つのが特徴で、エアモデル的な仕上げを指向するのも良いでしょう。その昔旧キットのゼータプラスC1が出たときにはハセガワのウェポンセットからマーベリックとかハープーンとか積んだものでした。いま思えば笑っちゃうような中学生の所業だけれど、いまならコレだ!!などと少しも変わらないのはこれが人類の中二病というものか。進化しないな人類。


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組み立てはもーなんら苦も無く進んでいきます。プラモデルとしての構成はHGUCデルタプラスに準じたもので、あのキットの設計を活かせるからOVA登場とキット化に結びついたんだなーとそれがよく分かる組み立て過程でありました。しかしデルタガンダムとかデルタカイとかデルタプラス派生のプラモはいくつもあって、「互換性を一切持たない規格外の試作機」というデルタプラスの謳い文句がいささかその。


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前後に長い頭部形状は人型のプロポーションから若干外して「機械」らしさを魅せる、センチネル系ガンダムMSの共通項みたいなものです。センサーやツインアイが「赤目」なのは敵というか悪役というかとにかく「ワルモノ」としての役割だったユニコーン版ならではの配色でしょう。アンテナ部分は例によって安全に配慮した形状ですが、ちょっと処理するのがメンドイかたちでもあり……


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頭部形状や首周りのパーツ配置からあまり回転はしないのですが、上方向にはよく動きます。この辺の関節構造もデルタプラス由来で、あのキットはしばらくゼータ系機体の基本フォーマットになるのかな?RGゼータのほうがよほど「規格外」っぽいのはなんだかフシギな関係ですな。


と、ここまで組んで「プロジェクトZの表紙を再現しました!第三部完!!」とかやろーかなーなんて思ったけれど、そんなことしたらコブシ大のミノフスキー粒子を投げつけられそうなのでやっぱり普通に組んで進める(何)


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腕部は取り立てて変わったところもないごく普通の形状と可動範囲ですけれど、肩アーマーの動きはちょっと面白いかな?HGUCガンダムに流用するのは流石に無理ですかそうですか。


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アクション重視の引き出し式肩関節機構とかはないのですけれど、その分兵器らしいストイックさはあると思います。そういうロボットです。


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脚部はちょっと面白かったですね。PC8と3、どちらも大型のポリキャップを、ひとつは縦軸を敢えて殺すようにスネの内部に組み込み、ひとつは斜めの位置に配置して関節部分の外形を小型に収めるという、どちらもデルタプラスの構造から一歩進んだ工夫が成されています。


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可変機によく見られることですが、脚部関節は実によく動きます。足首なんかはホントに気持ちよく動いて楽しいのだなこれが。


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大腿部にはビームガンが接続されます。これがあるから股関節ブロックを小さく収める処理をしたのだろうなあ。なおユニコーン版では増加装甲が追加されてます。


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素立ちの状態で肩関節をちょっと引き出し気味にして、全体が「T」の字みたいなバランスにするとそれらしいかなと思います。ゼータプラスとは全然関係ないけれど、劇場版新約「星の鼓動は愛」で装備を次々に失っていったゼータが最後に素の「ガンダム」になる演出は泣けた……


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ウイングバインダーとスタビレーターをつけて本体は完成。古くからあるデザインだけれど、両肩にボリュームの無い機体っていまでは却って新鮮に感じますね。


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A型のシールドとリゼル用ビームライフル、ライフル持ち手が付属。ビームサーベルは2本で流石にビームガンへの収納ギミックはありません。あとは変形用の差し替えパーツが機体中央ブロックと肩アーマーで用意されてます。平手はないので必要な方はどこかで別途調達してくださいまし。


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装備一式ならびにマーキングシール貼って完成です。スタビ部分に地球連邦軍「EFF」のマーキングするのがユニコーン版でのアレンジですけれどこの画像じゃまるで見えんぞ(笑)そしてキットに指定はありませんが「VMsAWrs」ロゴは襟元、「ZPlus」を足首アーマー部分にそれぞれ貼るのが伝統じゃぞ若人よ。センチネルなんてしらねーよという方は流石にMG別冊は絶版ですからして、模型屋のガンプラ棚にいるジンネンマン船長みたいな人でも捕まえて聞いてみてください。


しかしセンチネルを全く知らずにはじめてUCでゼータプラス見た人はこの機体をどう思ったんだろうか?何かを思ったり考えたりする間もなく踏んづけられて退場というはその、なんだ……ううっ(泣)


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ビームライフルは左右どちらのウイングバインダーにも懸架できます。つまり二丁持ちも可能ということか。模型的な工夫でリゼルのディフェンサーシステムを搭載しても面白いかも知れません。ビルドファイターズ二期には……頼まれなくても絶対どこかで出てくると思われる(笑)


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手持ちの火器は装備せずに大腿部ビームガンが主力兵装みたいな記述も昔はあったように記憶していますが、なんにせよヒロイックなポージングよりは無機質で兵器然とした印象を見せたほうが機体の特性には見合ったものかと。目指したのはSF3Dだって言ってた品。


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組み替え変形もばっちり決まりでウェーブライダー形態で飾っていてもよいかもです。スマートガンを装備したC1型は旧キットからパーツ持ってきて簡単に作れそうですけれど、いずれ待ってれば出そうな気もする。ユニコーンは終了したしオリジンは当分本格化しそうに無いしで今後HGUC枠をどうしていくかは……一週間後のホビーショーに注目ですか。


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ゼータプラスじゃないけれど、往時いくつかのマンガでやってた上下逆さにするとか爆装させるとか、ウェーブライダー形態からでも様々に遊べそうです。C1のBst型いわゆるハミングバードは流石にキット化しないでしょうから頑張ればなんとかなる!言うだけならタダ!!

でもゼッツーとかナイチンゲールとかがキット化されるご時勢ですからねえ、わからんですなまったく。


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シールドは「盾」というよりセンサー類のかたまりならば、背後に隠すより前方に向けたほうが索敵装置らしくてよいぞ。イマイチ絵にはならなかったけどな!


なんだかんだ言ってゼータプラスがユニコーンに登場したことで長期間配備された機体であるって設定が「公式化」されましたから、活躍の場を様々に想像させる余地が開けたのはよいことです。グレー一色の塗装はF-18など80年代後半のジェット機をモチーフにしたものですが、例えばこれをF-22風にアップデートするとかあるいはF-2風洋上迷彩とか、塗装や装備に好きなだけこだわることが出来ます。それが量産機、ザコメカの魅力ってもんですハイ。個人的にはそうねえ、戦闘空母ベクトラ所属のタイラント少尉機とか(それ以上いけない)

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