サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

その昔、ビジブルヒューマンプロジェクトなるものありけり

USのNLMで「ビジブル・ヒューマンプロジェクト」なるものが、かつて話題を呼んだことがある。 人体の断面写真を高精細画像で記録して公開する。 もちろん人体の提供者はこの世の人ではない。 1994年に男性の、1995年に女性の断面データベースは完成…

渦をめぐって

渦は古代人の好みの文様であった。九州の装飾古墳、アイルランドの遺跡で渦はメインモチーフになる。 ケレーニイの神話学的論断によれば、渦は冥界のシンボルであり、地底における迷路であり、そして臓物でもある。なんとも意表をついた繋がりがあるものだ。…

東北文化の源流

蝦夷とアイヌと現日本人の関係は、かなり入り組んだものらしい。 しかし、結論からいえばこの三者は排除しあう別々な人々というよりは混血が進んでいったんだろう。 孤独な旅人と柳田国男が評した菅江真澄の記録には津軽にアイヌ人が住んでいる記述がある。…

大気圏の変動が起きている

あまねく認知された地球温暖化。それに、太陽活動の低下の件を重ねてみると気象の現状が見えてきたように思われる。*1 これは「対流圏の乱」というべき現状なのである。 今年の日本の気象では、下記の3つが注目を集めている。 1)異常な豪雪(2012/02) 2)…

空から見たアメリカ大統領 マウントラシュモア

サウスダコタ州にあるマウントラシュモアのアメリカ大統領の巨大彫刻は、たった18年である彫刻家が一人で削りだしたのだそうな。 しかも花崗岩なのでかなり固い。 空から見おろしても容貌はわからないけど、なんだか観光した気分になれる(ほんの一瞬だけ…

現代生活における電源喪失で何が起きるか

便利さを享受するうえで電気が不可欠なのは誰も異論がない。そのうえで数日間から数週間の電源喪失が何を起こすかをよく考えておいたほうが、よいだろう。 まずは、情報通信が使いものにならない。 かつては固定電話は停電も使えたのだが、それも昔の話し。…

アーサー・ケストラーのインタビュー映像

アーサー・ケストラーの謦咳に接してみようぜ。残念だが、ドイツ語だけど.. 真昼の暗黒 (岩波文庫)作者: アーサーケストラー,Arthur Koestler,中島賢二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/08/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブ…

天候の特異日

本日はGWのさなかだけども各地で大雨のようだ。5月2日は特異日の一つだ。 「別れ霜」の多い特異日だというので、大雨ではない。 ことし、4月の時ならぬ大嵐は、「爆弾低気圧」と名付けられたが、ほぼドンピシャで「春の荒れ」という4月3日にハマって…