2006-07-17 大手サイトのページビュー推移比較
大手サイトのページビュー推移比較:対決!YouTube vs Yahoo!Japan:はてなはどうなる?
毎日一億のアクセスがあると言われる映像交換サイトYouTube。*1
YouTubeがどれくらいの勢いで成長しているのか、大手サイトのページビューの長期推移はどのような状況なのか、YouTubeと Yahoo!Japanはページビューで比較するとどちらが強いのか。
ソースはトラフィックランキングを調査しているalexa.com *2。
まずは現在のYouTubeのページビュー状況。(以下、グラフ画像はすべて2006年7月17日現在のページビュー状況。最新状況はリンクにアクセス)
www.youtube.com 過去一年間のページビューの推移
現在、100万人中5,000〜6,000人、つまり全ページビューの0.5-0.6%がYouTubeを見ていることになる。
こうやって見ると一見、YouTubeのページビューは普通に上昇しているように見える。が、そうではない。次のグラフを見てほしい。
www.youtube.com 過去5年間のページビューの推移
過去5年で表示させると笑ってしまうぐらい急上昇している。「ロケット型上昇」とでも表現すべきだろうか。体感的に第三宇宙速度を突破していると感じられるぐらいの勢いでYouTubeは急上昇を続けている。
グラフスケールのトリックではないか?と疑う人もいると思うので、後述するはてななど他のサイトと比較してみてほしい。YouTubeの成長速度が桁違いであることがわかるだろう。
www.yahoo.co.jp 過去一年間のページビューの推移
Yahoo! Japanは、現時点ではYouTubeよりも多い。という意味では、現時点ではYahoo! Japanの勝ち。だが、差はかなり縮まっている。
今の状況のまま推移するなら、Yahoo! Japanは年内にページビューでYouTubeに追い越される可能性が高い。
www.yahoo.co.jp 過去5年間のページビューの推移
5年スケールで表示させると、Yahoo!Japanは2005年9月をピークに減少傾向であることがわかる。
現在は2002年春の時点まで減っている。ディレクトリサービスの時代は終ったのかもしれない。
www.yahoo.com 過去5年間のページビューの推移
世界一アクセスがあると言われるYahoo!本家。いかなる追随も許さない圧倒的なページビュー数。過去も現在もYahoo!本家は「インターネットの長兄」である。だが2003年春以降、長期低落傾向が続いている。
とはいえYahoo!本家はYouTubeの10倍の規模がある。YouTubeはまだYahoo!本家の敵ではない。YouTubeがYahoo!本家を脅かすには、新たな戦略と投資、そしてインターネット状況のさらなる変化が必要かもしれない。
www.google.com 過去5年間のページビューの推移
これがインターネットの王者、Google本家のページビュー状況である。
Yahoo!本家と比べるとそれほど多くないように見えるが、これはトラフィックの調査のソースとなるAlexaツールバー・ユーザがGoogleサービスにあまりアクセスしないためと思われる。
Google本家の見かけのページビューは、2006年1月をピークに上昇傾向に歯止めがかかっているように見える。
www.google.co.jp 過去5年間のページビューの推移
これがGoogle日本のページビューの推移。本家Googleの1/10程度のページビュー規模。見かけ上のページビューで比較すると、YouTubeのページビューはGoogle日本のそれよりも多い。
www.amazon.com 過去5年間のページビューの推移
アマゾン本家。毎年クリスマス前後に買い物のピークがあるのが特徴。
アクセス成長の寵児と言われたが、現在はピークの半分程度にまで下がりYouTubeに追い越されている。(ちなみにアマゾンジャパンは本家の1/20程度の規模。)
www.rakuten.co.jp 過去5年間のページビューの推移
大手ネットポータルの楽天市場。2005年冬をピークに上昇傾向に歯止めがかかった。
現在は2003年春の時点まで落ちている。楽天はYouTubeの1/5程度の規模。
大手匿名掲示板。YouTubeの1/10以下。2003年夏をピークに長期低落傾向。
www.hatena.ne.jp 過去5年間のページビューの推移
はてなの状況。順調に成長し、2006年1-2月に急上昇した。現在は調整局面にあると思われる。
はてなのページビューは2006年5-6月頃に2ちゃんねるのそれを抜いている。楽天と比較すると、はてなは楽天の1/4程度の規模。
www.hatena.ne.jp 過去5年間のトラフィックランクの推移
トラフィック・ランクを調査すると、はてなは成長の限界を迎えているように見える。
はてなが今後も成長しさらに大きくなるためには、他社ポータルサービスとの提携や世界のインターネットユーザーを相手にしたサービスの展開、映像をコアメディアとした新たなコミュニティの創造など、経営戦略の飛躍が必要だろう。小手先のサービス改善や既存技術に依存したサービス展開では成長に限界がある。
インターネットの変化は早い。先手をうって変化に先んじなければ、あっというまに客は逃げていくだろう。
参考。
http://b.hatena.ne.jp/t/YouTube
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http://b.hatena.ne.jp/t/YouTube?sort=eid
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*1:maclalalaweblog: 毎日一億のアクセス:YouTube http://b.hatena.ne.jp/entry/http://randomnotes.weblogs.jp/maclalalaweblog/2006/07/youtube_a9d3.html
*2:alexa http://www.alexa.com/ トラフィックランキングの解説 http://www.alexa.com/site/help/traffic_learn_more 。この調査のページビュー数はAlexaツールバー・ユーザによって見られたページの数の測定を元に算定されているため、Alexaツールバー・ユーザーが多い欧米のサイトはページビューは多くなり、Alexaツールバーユーザーが少ない日本のサイトはページビューが少なくなるなど、さまざまな偏差が発生し得ることに留意すべきだろう。












