餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

桜花賞

スポンサーリンク

好きな重賞を10上げるなら、桜花賞はまず絶対に落ちない。
5本の指でも、たぶん、入ると、思う。
胸躍るクラシック第1弾、うら若き牝馬たちの競演。
僕の大好きな桜花賞だ。


ここ2年は、阪神競馬場まで出かけた。
仲間内のPOGで応援していた馬がいたというのが一番の理由だ。
去年はダイワエルシエーロ。一昨年はアドマイヤグルーヴ。
どちらも、のちにG1を勝つことになる名馬だが、ともに
桜花賞では敗れてしまった。


僕は咲き誇る仁川の桜を背に、敗戦の思いをかみしめていたが、
不思議と後悔はしていなかった。
大好きな桜花賞のレースを生で見られた満足感の方が上回って
いたからだ。


今年も僕は応援する馬がいる。
ここでも何度か書いているが、ライラプスである。
大好きだった名牝フサイチエアデール(桜花賞2着馬)の娘。
デビューからずっと追いかけ続けてきた馬だ。
だから今年も、最初は競馬場まで行こうと思った。
結局仕事の都合などで行けなくなってしまったのは残念だ
けれど、その分、予想は頑張って当てたい。


ならば本命は当然ライラプスとなるのか。
否、もちろん応援はするが、予想家としては(誰がやねん)少し
冷静に考えてみたい。
馬場が極端に重くなるのなら可能性は高まるが、切れ味勝負に
なった場合は、ここでは少し足りないと思うからだ。


本命はエアメサイア。
僕は、3月19日の日記(http://d.hatena.ne.jp/ICHIZO/20050319)で
次のように書いた。


現時点での僕の第一感は、エアメサイア。
先週のフィリーズレビュー後のコメントで、武豊が
「今回は1400メートルへの距離適性の差が出たけど、
本番は、ほんと楽しみ」と強調していたことを忘れまい。
なんといっても桜を知り尽くした男の発言だ。
トライアルを踏まえて、本番はどう乗れば勝てるか
までしっかり頭に描いている筈である。
ライラプスを選ぶのではないかという噂もあるが、
厩舎の繋がりや、レース後コメントの差から考えて、
(権利が取れた以上)エアメサイアを選ぶことは
間違いないと思う。


この時の推測通り、武豊はエアメサイアを選んだ。
フィリーズレビューのレースを見直してみると、いかにも
トライアルらしく「脚を図った」ように見える。
この時点でのエアメサイアは、本番出走権の完全な確保だけを狙って
いて、勝つ必要が全くなかったというのは大きなポイントだ。
無敗馬でもないから、ここで負けても傷はつかない。
だから、あくまで本番だけを睨んで、試走したのである。
こういうことを平然とやってのけるのが武豊であり、
今回のような大混戦では、この経験と、騎手の腕が
生きると思う。
桜花賞5勝男の腕を信じて、本命。


対抗が難しい。


ラインクラフトは、中間不安説をどう見るか。
調教の動きから大丈夫のようにも思えるが、いったん稽古を
休んでいたことは事実で、何とかここに辻褄を合わせてきた
ようにも見える。
陣営は「前回ぐらいの出来で出せそう」と言っているが、
逆に考えれば、何とか平行線まで持ってきた、というようにも
捉えられるだろう。
どちらかと言えば、阪神よりも京都向きの馬で、しかも、
マイルよりも1400メートル向きの馬だ。
前走、阪神1400メートルのフィリーズレビューは何とか
底力で制したが、距離が伸びる今回は危ないと思う。
不利な外枠という要素も加わって、ますます厳しくなった。
それを補うためには、状態の大幅プラスと展開の助けが
必要で、今回は相当厳しい戦いになるとみた。


2頭の3戦3勝馬が、奇しくも4枠に同居した。
どちらも魅力的で目移りするが、僕はシーザリオを上にみた。
桜花賞は素質を競うレースだから、牡馬相手の実績は、
実はそれほど重要ではない。
底力よりも、天性のスピードが重要となるケースが多いからだ。
しかし、今年は若干見方を変えてみたい。
スピード的に抜けている馬がいない(ように思える)大混戦の
状況であれば、最後の最後は底力勝負だ。
フラワーC組は例年不振であったが、去年のダンスインザムードから
傾向が変わったという見方で考えることもできる。
公営の剛腕吉田稔鞍上も大いに魅力だ。
逆転の可能性まで秘めた対抗。


エイシンテンダーも、もちろん軽視できない。
なんといっても、桜花賞と一番関連の深いチューリップ賞の
勝ち馬なのだ。
例年に比べてチューリップ賞のメンバーが軽く、しかも本命馬
ディアデラノビアが勝手に自滅したという幸運はあるが、それ
でも、勝ちは勝ちだ。
鞍上は、武は武でも弟の方だが、兄が5勝もしているG1だから、
そろそろ弟が勝ってもいいような気がする。
少なくとも、この馬の調教師である父武邦彦は、そう思って
いる筈だ。
前走のようにうまく立ち回れれば、チャンスはあると思う。


2歳女王のショウナンパンドルは、よりによって大外を引いた。
前走クイーンCの大敗もあって、前売り段階では、異常とも
言えるほど人気薄となっている。
しかし、前走は道悪プラス56kgという斤量が響いたせいで、
敗因がはっきりしているし、もともと混戦に強いタイプだ。
阪神ジュベナイルフィリーズでも8番人気で激走しているから、
あんまりナメると同じことがもう一度起きないとはいえない。
しかし、阪神JF時に比べてメンバーが揃った今回は、相当
何もかもうまくいかないと再現が難しいのではないかと僕は
考える。人気薄の妙味は認めても、実際に来ると思えない
馬を、僕は買いたくない。ここは消し。


押さえには、フレンチデピュティ産駒の2頭を。
前走、軽いメンバーにあっさり負けてしまったのは気になるが、
ここ1番の底力を持つアンブロワーズと、そして応援をこめて
ライラプスの一発。


馬名 性齢 騎手 斤量
1 1 アドマイヤメガミ  牝3 池添謙一 55  エルコンドルパサー アドマイヤサンデー
1 2 ペニーホイッスル  牝3 柴田善臣 55  サンデーサイレンス ラークホイッスル
2 3 エリモファイナル  牝3 岩田康誠 55  オペラハウス エリモセントラル
2 4 マイネコンテッサ  牝3 松岡正海 55  ペンタイア アオエトウショウ
3 5 ジョウノビクトリア 牝3 横山典弘 55  サンデーサイレンス ミヤビサクラコ
3 6 ダンツクインビー  牝3 小牧太  55  スペシャルウィーク ダンツシュアー
4 7 シーザリオ     牝3 吉田稔  55  スペシャルウィーク キロフプリミエール
4 8 エイシンテンダー  牝3 武幸四郎 55  エイシンサンディ エイシンララミー
5 9 デアリングハート  牝3 デムーロ 55  サンデーサイレンス デアリングダンジグ
5 10 テイエムチュラサン 牝3 田嶋翔  55  タイキシャトル フルフリングス
6 11 ライラプス     牝3 藤田伸二 55  フレンチデピュティ フサイチエアデール
6 12 カシマフラワー   牝3 松永幹夫 55  ヘクタープロテクター フラワーブリーズ
7 13 フェリシア     牝3 幸英明  55  グラスワンダー フェルモイ
7 14 アンブロワーズ   牝3 四位洋文 55  フレンチデピュティ フサイチミニヨン
7 15 エアメサイア    牝3 武豊   55  サンデーサイレンス エアデジャヴー
8B 16 モンローブロンド  牝3 佐藤哲三 55  アドマイヤベガ ソニンク
8 17 ラインクラフト   牝3 福永祐一 55  エンドスウィープ マストビーラヴド
8 18 ショウナンパントル 牝3 吉田豊  55  サンデーサイレンス バブルウイングス


マラソン・ジョギングランキングへ