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これは、映画だ…と思わずにいられない「2012」の凄さとあり得無さ

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昔から、地球滅亡系のディザスター映画は、とても好きなジャンルだった。予告篇を見て以来、この映画のことはかなり気になっていたので、公開初日の深夜に観賞。

以下は、できるだけネタバレにならないように(難しいのだけれど…)感想をつらつらと。
物語は2009年からスタートしているので、実にリアルタイムだ。ここから、2012年まではあと3年。地球滅亡の事実が確定的になってから、わずか3年の間で、一体何が行われていたのか。そして、いざ、その時を迎えた時、いったい何が起きるのか。それがこの映画の大きな鍵になる。
映画を見終わって、何より最初に感じたのは、やっぱり、ローランド・エメリッヒらしいなぁということだった。流石は「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」を作った監督だけのことはある。
あの2作の破天荒ぶりも凄かったが、今回の「2012」はそれを遙かに凌ぐ。とにかく圧倒的なスケールで地球は壊滅に追い込まれる。大地震、大津波、大噴火の連続。ロサンゼルスが大崩壊、そして沈没。これでもかこれでもかと云わんばかりの展開だった。
主人公は、売れない作家役のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)。前妻ケイト(アマンダ・ピート)との間に生まれた二人の子供を連れ、イエローストーン国立公園へキャンプに行く。ここで偶然、政府が隠し通していた地球崩壊の事実を知るのだけれど…。
それ以降、カーティスをとりまくのは、ありとあらゆる偶然と間一髪の連続。「いくら何でもそれはあり得ないだろ」というような展開が数十回はあった。ただまぁ、それは映画だから、ということで納得したい。そういった展開を乗り切っているからこそ、主人公なのだろうし、この手の映画でそれを云っても野暮だろうからだ。
「政府側」にいた、準主役の地質学者エイドリアン(キウェテル・イジョフォー)が良かった。正義感溢れる彼の「熱さ」が、この物語の、もう一方の軸。好演だと思うし、彼なくしては、この物語は成り立たなかったと思う。
途中、アメリカ大統領による演説は、インデペンデンス・デイを彷彿させたし、その後、大統領がとった選択も、いかにもローランド・エメリッヒらしい。例によって「世界の中心はアメリカだ!」という映画の構成には、納得できない人もいるだろうけれど、ハリウッド映画のお約束だと考えれば、気にならない。
とにかく、映画だと割り切って見れば、そのスケールの大きさ、破天荒さは、史上最高であることは間違いない。今後、これを超える地球破壊映画を作るのは無理なのではないか?とまで思えたほどだった。予告篇を見て、その破滅っぷりに興味を惹かれた人であれば、その期待は裏切られることはないだろう。
是非とも大スクリーンでその凄さを確かめて欲しい。

2012 - オフィシャルサイト


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