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GAME NEVER SLEEPS このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2006-11-15

たった10本しか作られなかった幻のソフト

ATARI2600用ソフト「Atlantis」のスコアコンテストで、上位10位に入賞した人のために、10本だけ作られたという幻のソフト「Atlantis2」がeBayに出品中。まだ買えますよ!間に合いますよ!(日本時間11/15/2006現在)

リンク先の紹介文ではこのソフトをどれだけ苦労して勝ち取ったかが頑張って書かれています。リンクが切れてたら→ (ウェブ魚拓)

以下、涙なしには読めない、24年前に起きた本当の話。コンテストで入賞してこのソフトを手に入れるまでのドラマチックな紹介文を紹介。(←PETAZINEメソッドと名付けます)


OK,どうやってImagic社がこのカードリッジを手に入れる人間を決定したか、どれだけこのカードリッジが貴重か説明しようじゃないか。

まず、コンテストに参加する人は、Imagic社に「フラッシュを使わずに画面を撮ったインスタント写真」を送らなければならなかった。

たくさんの人がコンテストに参加して、とてつもない高得点が次々とエントリーされた。開発者の想像をはるかに超えたスコアが、あまりにも多く寄せられたため、Imagic社は、900,000点以上取った参加者に、もう一度写真を送るように求めたくらいさ。なんせ60人以上が900,000点かそれ以上のスコアを叩き出していたんだから。

もう一回プレイしろだって?そう、彼らはもう一度ゲームを、今度はすべての残機を失うまでプレイするように求めたんだ。参加者の多くがコンテストのルールを守らずにスコアカウンターが機能していなかった「Game4」*1をプレイしていたこともあるだろうが、彼らは、おそらく、僕らが途中でプレイを止めて「このゲームは永久に死なないね」って言われたくなかったんだと思う。

ここで、ちょっと待ってくれ。このゲームは100万点以降、スコアは0に戻されるじゃないか!

しかし実際は違う!カウンターは0に戻るんじゃない。ちょっと分かりにくいが、999,999以降、表示は000,001になり、次の100万点以降は、000,002になり、次の100万点で000,003に……と続いていくのさ。分かるかい?このゲームはテンポが速くて、プレイ中には気付きもしないだろう?で、唯一「ゲーム4」だけが、このカウントが起きないってわけさ。

ほとんどのゲーマーは「ハア?」って感じだった。なんだってまた最初からおわりまでやり直さないといけないんだ?Imagicの人間はアフォか?Imagic社は、参加者にカウンターのことなんか一言も教えてくれなかったし、僕も知らなかったんだ。

僕は電話でImagic社のレディに言われたとおりにプレイし続けた。8時間後、トイレにも行かず、休憩も取らず、ゲームを続けることにうんざりした僕は、止めることを決意した(当時のゲームにポーズ機能なんてなかった)。もう沢山だろう!止めだ!だいたい、プレイを止めなかったら「ナイトライダー」を見逃しちゃうじゃないか!

僕はひたすら、増やしに増やした残機がなくなるのを待った。ゴーゴンが僕の街を破壊し尽すまで、20分かかった。そして、僕は言われたとおりに画面を写真に収め、再びImagic社に送ったのだった。

ゲームを止めたときのスコア、900,007の最後の1桁は僕がどれだけこのゲームでポイントを獲得したかを表している。スコアは優に700万を超えていた。結局、僕は全米(そう、このコンテストはアメリカ限定だった)でトップ3のプレイヤーになっていた。再びスコアの写真を送った参加者、つまりラウンド2に残ったプレイヤのうち、たった10人だけが「Atlantis II」のゲームカードリッジに値するとみなされた。その他大勢は、あっさりと選外ってわけさ!

その後、次の手紙が届いた。参加者がもう一度スコアを達成できるか確認するために、トップ10に残った人間は再び900,000点を取る必要があったのだ!理由は分からない。でも、手紙にはそう書いてあった。トップ10の参加者たちは、もう一度写真を撮らなければいけなかった。

3番目の、そして最後の写真を送った後、証明書と、何の変哲も無いシュノーケルセットと共に、僕は「Atlantis II」のカードリッジを受け取った。でも、決して決してTシャツは受け取ることはなかった。僕は24年経った今でも腹が立っている。そう、狂いそうなくらいムカついてるんだ!手紙には、僕がファイナルリストとして残ったトップ10のうちの一人だとあった。

OK,さあこれで、このカードリッジを受け取った人間が、たった10人だけだってことが分かった。この世にオリジナルのコンテストバージョンが何本存在しているかってことに議論の余地はないだろう!

(後略)

まあ、これとは違うコピーカードリッジが結構出回ってるらしく、出品者は、これがいかに本物か訴えたかったようです。で気になるお値段は……$1,750,000.00!日本円だと約2億〜って売る気ねーじゃん。ただの自慢かよ!!

参考リンク:Wikipedia ”Atlantis”

*1:IDA-10注:バルーンファイトの別ルールみたいなのか?

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