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クラウド(通信型プログラムシステム)の使い心地は、実際どうなの?

 最近はやりのcloud、「クラウドだあ!」と意味も知らずに騒いでいるアホはほっといて、実際使っている感想を述べてみよう。一言で言えば「不安定」。インターネットのホームページを見る時とまるで同じ状態になる。つまり、混んでいる時間帯にCloudプログラムで入力しようとすると、1データ入力するごとにいちいち待たされる。「ノロノロ」である。であるから、仕事にならんのでシステム入力は止めて他の事務作業をしている。これはまだまだ仕事向けではないね。Panasonicは本社システムを全てCloudにしたそうだが、おそらくデータセンターは地元大阪にあるのだろう。通信距離が短いから、回線混雑の影響を受けにくいという判断で導入したのだと思う。
 Cloudが時代の最先端を行っているかのような宣伝をされているが、早まって本格導入すると後悔するかと。ボーイング787をみればわかるように、「思い切った最新技術をたくさん採用したシステム」は想定外の不具合が出やすい。「いや、それは想定外です(当IT社には責任はありません)。」と言われても実際業務が滞るので時間が勝負の会社は大変困ることになる。特に遅いのが「大きな画像」のやりとり。東京のどこかにあるデータセンターからA4サイズのカラー写真を呼び出すのであるが回線が混んでいる時は1枚3〜5分かかる。
 営業に来るソフト会社はいいことだけしか言わない。「御社はサーバーを所有する必要はありません。」「個々のPCにはEXCELもWORDも要りません。データセンター内のEXCEL、WORDを遠隔操作で使用していただきます。」「御社のPCが侵入されデータを盗もうとしてもデータは別の場所『超セキュリテイで守られているデータセンター』にありますから安心です。」→「つまり、安心かつ大幅なコストダウンになるわけですよぉ!」ーしかし、実情はーCloud技術はまだまだ未熟、「社内サーバーと個々のPCにEXCEL、WORD」の旧システムの方が安全安心です。
 そうは言っても、という会社なら、まあ、とりあえず2,3台のPCで「試験導入」して2,3年様子を見るのが最良かと思います。

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