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「単語1コ」から始める英会話(その5)

「英語を英語として理解」できるようにするにはー
 既に英語として脳に直定着している「Thank you.」を例にしましょう。どうして定着したのでしょうか?それは、いろいろな場面で何度も「Thank you.」を聞いたり言ったりしたためです。ある時はテレビから、ある時は友達から「聞かされた」。またある時は感謝の気持ちを伝えるために軽く「言ってみた」。この「聞かされた」、「言ってみた」を何回も繰り返した結果、何十回も経験した結果、脳に直に定着したのです。
 次の例です。このブログを読んでいるあなたは「Excuse me.」や「Nice to meet you」くらいは脳に直定着していますよね。「そのくらいは、まあできるよ」と言われるかもしれません。ところが、英語を全くやっていない人「おじさん、おばさん」としましょう。「Excuse me.」や「Nice to meet you」の意味がわかるでしょうか?直定着どころか、たとえ英語で字幕が出たとしても全く意味がわからないでしょう。これが「いろいろな場面を経験しているか、いないか」の差です。

Nice to meet you.の日本語訳は?

 上記の、英語を全くやっていない人から「ねえ、Nice to meet you.ってどうゆう意味なの?」と聞かれた時、すぐ日本語訳が出てくるでしょうか?そうではなくて、代わりに「過去に見た番組で外人が「Nice to meet you.」を言っている場面が2,3つイメージとして頭に浮かんでくる」のではないでしょうか。これがつまり、「Nice to meet you」を「英語を英語として理解」しつつある状況です。
 英語に関心のあるあなたはテレビで、「外国への旅番組」などを時々見るはずです。そして一番出てくる文が「Excuse me.」と「Nice to meet you」ですね。そして時折ふざけて、「Excuse me.~」とか、「Nice to meet you〜♪」などとマネしてみたりしているはずです。いろいろな旅番組を見たことで、一番出てくる「Excuse me.」と「Nice to meet you」が脳に直定着しつつあるのです。

自分のレベルよりやや易しい教材をいろいろ使用する
 まとめです。いろいろな場面で「聞く」「言う」―それには、つまり、同じレベルの教材をいろいろやってみることです。同じレベルの教材をやっていると、重複する文やフレーズが出てくる。実はそれが重要文や重要フレーズだったりするので、「同じレベルの教材をいろいろやることは、会話の重要部分を英語として脳に直定着させやすくなる」ーということのようです。
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 僕は本格的に8年の間英語に取り組んでいるので、上の教材のうち、左3つが「やや易しいレベル」と感じますが、皆さんはもっと易しいレベルの教材をいろいろと使用することをお勧めします(「基礎英語1」とか「プレ基礎」とかのレベルですね)。そして、教材はテキストだけでなく英検の5級〜3級、またネイティブが講師の初級講座などもやると場面が大きく変わるのでもっと効果的です。ここで1つ注意なのですが、少し上達してくると、すぐ自分のレベルより上の英会話へ行こうとする「見栄張り」の人が少なからずいるーのですがこれは大間違いです。英語の場合は「自分のレベルより1つ下の教材をいろいろと豊富にやってみる。」方が効果があるーと感じています。つまり基礎を徹底的に固めて、「このレベルならばいつでも95点以上取れる」状態にしてから次のレベルへーというのが正解のようです。というか、ごく自然に次のレベルへ行ってしまいます。

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