76.『グーグーだって猫である』 バウスシアター 

IMAO2008-09-06

同名の原作をベースに、様々な大島ワールドを取り込んで展開させたオリジナル映画、という感じ。でも脚本は割と良く出来ていると思う。大島ファンなら、あのエピソードはあの短編から、みたいな隠し味も楽しめる。確かに『8月に生まれた子供』とか大島弓子がガンになった時期と重なっているのかもしれない。そういう意味では大島弓子への愛を感じる作品ではある。何よりも吉祥寺ジモターとしては吉祥寺の風景が楽しい。あのマンションからの景色もちゃんと再現されている。
でもいかんせん、一つ一つのエピソードが長いし、無駄な部分も多いのがちょっと残念。