いいのかこんなんで

だるだるだった一日。部屋でゴロゴロしてたら、クーラーの当たり過ぎでだるだる。本読んでた以外は、ほとんど有意義な活動をしなかった気がします。
本棚に入らなくって、仕方なく既読本を積み上げているんですが...今にも崩れそう。しかし新しい本棚を置くスペースはありません。またマンガを処分して、スペース作らなければならんのか...。マンガとか本をまとめておいて置けるような部屋が欲しい。

i.d. 2

かなり久しぶりな『i.d.』の続編。
高城学園に通う柚木穂邑は高校1年生。彼女の元にある日、一通の手紙が届く。意味不明な文面と共に、そこには穂邑を含む6人の名前が書かれていた。そして起こる殺人事件。手紙に名前の書かれた人物が殺され、身の回りにも不審な事が起こった穂邑は、部活の先輩・櫂に相談するのだが...。
こんな感じ。軽いミステリ仕立てな展開と超常現象。とても三雲岳斗的なパターンで話が進んでいきます。1巻とは全く独立した内容で、1巻の登場人物は全くと言って良いほど出番なし。舞台となっている学校が別なので、当然と言えば当然ですが...自分は途中まで、別な学校だとは気付かずに読んでました。道理で登場人物が被らないわけだ。
話一つにトリック一つ、と言ういつも通りの展開。いつも楽しく読めていればこの作品も楽しく読める、と言う事で、自分は楽しく読めました。トリックと櫂のオチに簡単に気付けてしまうのは少し残念でしたが...って言うか櫂が凄い。まさかなぁと思った展開が、そのまま実現ですよ。強すぎ。
今回、三雲岳斗の別作品である『レベリオン』のキャラが登場してます。同じ世界での話、と言うのは前から言われていた事だったと思いますが、それが具体的な形で現れたと言ったところでしょうか。しかし出てきたのは目からビーム女ぐらいなんで、今の所それほど違和感も無く。どっちかと言えば、『レベリオン』の設定と『i.d.』の設定の差が気になります。『レベリオン』における超常的な能力は、曲がりなりにも科学の延長であったのに対し、『i.d.』の能力はかなりオカルト寄り。割と対極にある二つの能力が同じ世界に存在する、と言うのが...。その辺に決着つける事ってあるのかな?
あとがきの内容からすると、3巻もまた独立した内容になりそうな雰囲気。しかし独立した話が続くと、登場人物の数が凄い事になりそうな気がします。覚えきれるだろうか...。