ソウル・アンダーテイカー

ダブルブリッド』の作者、中村恵里加の新シリーズ。
とてもお馬鹿な少女が、父親から誕生日プレゼントに一丁の銃を貰った事をきっかけに、その銃に憑いていた猫・ハンニバルと共に、幽霊退治屋となっていくお話です。
まだ始まったばかりで、今後の展開次第と言うところでしょうか。結構分厚かったのですが、それでも話はあんまり進んでません。全体的に暗い雰囲気の漂う作品なんですが...そんな雰囲気の中、主人公だけは明るく振舞っているのが、微妙に読んでいて痛い。明るさが、逆に暗くて思い雰囲気を強調する感じ。流石『ダブルブリッド』の作者だと妙に納得。この手の話を書くのは巧いですなぁ。
主人公とその友人の関係とか、気になる伏線も張られていたので、今後の展開には結構期待。