終わる世界 終わらない夏休み 〜桜井深優の終末〜

先月出た新刊の続き。世界の滅亡を前にした4日間を延々とループするお話の完結編です。
前巻を読んだ時は「いいのか、これ?」なんて思ったぐらいでしたが、この下巻は面白かった。綺麗にまとまったハッピーエンドで、普通に満足の行く内容でした。
主人公たちが、世界を滅亡から救うため、人々に生きる希望を持って貰おうと奔走する姿が良いですね。さらに、恋愛話も上手い具合に話を盛り上げてくれました。気になった所と言えば、もう一波乱ぐらいあるかな? と勝手に想像していたんですが、随分とスムーズにラストまで辿り着いた事に、ちょっと拍子抜けしたぐらいでしょうか。
しかし...不謹慎ながら鎧には笑ってしまった。笑う所じゃなくて、真面目なシーンだったのに。...確かに防御力は高いだろうけど、怪しすぎるよなー。その場面を想像すうると笑いが...。
この作家さんの作品は初めてでしたが、下巻が面白かったので今後も買う気がします。ついでに、デビュー作も気が向いたら買ってみよ。