エンドロールまであと、

壁井ユカコの新刊。
一卵性双生児なのに性別が別と言う双子を主役に、取り上げる題材はその双子同士の恋。近親恋愛モノが幸せな結末を迎える訳も無く、さらに双子の家は地方の名家だったりするもんだから、厳しい家の文化も邪魔して読んでいて辛い展開が続きます。
しかし終盤、それでも少しは未来のある終わり方になるのか? と思える節もあったんですが、最後の最後で...えええぇぇぇぇぇっっ!!
何もこんな終わり方にしなくても...と思ったのは自分だけ? 結ばれる事が叶わないのは良しとしても、2人にとって、この結末が最良だとは思いたくないなぁ。
ある意味綺麗にまとまってるけど、微妙に納得行かない。そんなお話でした。