沙の園に唄って

第19回ファンタジア大賞・佳作受賞作。
言葉とか詞をテーマとしたファンタジーで、森の魔女と呼ばれて恐れられているヒロインに、ある大きな秘密が隠されていて...というお話。
設定がごちゃごちゃしているような感じがして、微妙に読んでて頭を捻るところがあったり。展開が急な印象も拭えなかったんですが、しかし、話自体は綺麗にまとまっていて、透き通った感じのする雰囲気は結構お気に入りです。
今年の受賞作では『量産型はダテじゃない!』の方が好きだけど、これはこれでそれなりに楽しめて満足。今後にも期待。