ベン・トー 2

ま、まさか2巻が出るとは...。戦場はスーパーの弁当売場。望みの弁当を手に入れるため繰り広げられる壮絶な奪い合いに、半額タイムセールで命と誇りを賭けて挑むお話。
もんのすげー面白かったです。相変わらず設定はおバカだし、情熱を注ぐ場所を間違っている気がします。しかし、それでもこの熱さは尋常じゃない。誇りを持って戦う狼達の素晴らしい生き様に感服しました。東区と西区の狼達が正面衝突し、帝王は暗躍、魔導師は傷ついても戦いをやめない。あーもう熱すぎる!!
あちこちにちりばめられたネタの数々も秀逸で、読みながらニヤリとする事多数。主人公のおバカさ加減は、『バカテス』に匹敵すると思うんですがどーでしょうか。取りあえず、作者がサターン好きと言う事だけはハッキリと伝わってきました。...でも、オプーナをネタにするのは色々と危険だと思います。面白かったけど。
また、主人公のいとこも参戦。しかも二つ名持ち。これも良いキャラですね。主人公との距離感が絶妙です。数少ないラブコメ要員としての活躍も期待。
と言う訳で、非常に面白かった1冊でした。この分だと、まだ続きは出そうですね。超期待。