黒姫のユズハ 2

シリーズ2冊目。文様師の卵である主人公と、世界創世の姫達のお話の続きです。
今回は海賊達の島に、水の姫の棺桶がある...と言う情報を入手した主人公達が、その島へ潜入する展開。ユズハのおバカっぷりと、主人公の考え無しっぷりがとても微妙。もう少し考えようよ...と、流石に突っ込みたくなる事が何度か。ラブコメ方面でも、キャラはいるのに余り恋愛絡みの話にならなかったなぁ。それがメインじゃないっぽいので、仕方ないか...。

しかし、終盤は良かったです。海賊に囚われるものの、逆に打ち解けて、共に主人公の兄(悪役)に唆された海軍と戦う。この展開だけでも好きな流れなんですが...さらに、伝説が息を吹き返す!! 駆けつけた"援軍"が最高でした。ロマンだよなぁ、こういうのって。

こんな感じの1冊でした。ラストが良かったので、そこそこ楽しめました。でも、逆を言えばこの展開じゃなかったら微妙...。主人公とヒロインにあまり魅力を感じないのがキツい。続きはどうしたものか。