ブレイドライン

水野良の新作。和風な世界観の中で繰り広げられるファンタジーです。剣聖と呼ばれた父から武術を教わった青年が主人公。生まれ育った島から武者修行のために飛び出し帝都へ。とある道場へ通い修行の日々を送っていたが、ある日、帝都を脅かす妖魔の話を聞き、巻き込まれる事に...と言う展開。

水野良の新作と言う事で期待していました。まだ1巻なので話はこれから...と言った感じでしょうか。しかし導入にしては最初から話が大きく動いたので、それなりに楽しめました。話の筋は分りやすいし、読みやすかったです。最初と最後で話の規模が全然違うよ!!
世界観は和風。登場人物の名前は日本風だし、主人公の武器は小太刀二刀流。雰囲気的には江戸時代ぐらい? 武術が一種の魔法みたいな感じで、普通に戦える人と武術を使える人では力に雲泥の差があると言う設定。もう十分強いけれど、それでもまだまだ成長の余地がある主人公の活躍が良い感じ。最初から強過ぎるだろう...と言う気がしなくも無いけれど、敵も容赦なく強かったのでバランスは取れてるのかも。
しかし主人公の母親には驚かされた...。多くは語りません。読んで驚くんだ。