グリモワールの契約者 2

シリーズ2冊目。異世界から様々なものを召喚できる魔法書を管理する組織に所属するヒロインと、その手伝いをする事になった主人公のお話です。2巻では盗まれたレアな魔法書を取り戻すために奔走します。

1巻も楽しめたのですが、この2巻も面白かったです。主人公とヒロインの関係が良い感じ。1巻の事件を通して築いた絆は途切れる事無く。特に主人公が格好良いです。敵として登場する窃盗犯はかなりの強敵でボコボコにされるんですが、己の無力さに嘆きながらもそれでも挫けずに向かう所が良いなぁ。最後にはちゃんと活躍するし。キャラが魅力的だと、王道を行く展開がより映えますね。

また、ラブコメ的な雰囲気が微妙に醸し出ているのも良かったです。1巻ではそれほど恋愛がらみの話が無かったのですが、2巻では結構な勢い。とは言え、それほどベタベタする展開でも無く。良い感じのバランスです。各所に覗くちょっとした仕草や会話にニヤニヤしながら読んでました。

こんな感じの1冊でした。この調子で続いて欲しい所。続きにも期待。