ラッキーチャンス! 6 - まあいいか。

前巻で住む家を無くした主人公。二之宮家と天草家、どちらのヒロインの家に厄介になるか...と言う所から続いた6冊目です。
どちらの家を選ぶのか? が気になっていたのですが、読み終わったらそれよりも気になった部分があって、ラブコメ部分が記憶の彼方に吹っ飛びました。と言うのも、二之宮さんがとても怖い...。彼女に惹かれ、並び立つ事を目標に掲げた主人公も。好きな娘に釣り合う様に頑張るって、普通に考えたら美談だと思います。でもこの2人は互いを互いに見つめ過ぎていて、盲目的な感じがした所にゾクッとした怖さが。この2人が幸せになるために、天草さんとかチキが凄く酷い事になりそうな気がして、不安に駆られた1冊でした。訳アリの幼馴染とか二之宮家の謎とか、色々と怖そうな部分が書かれていて、全体的に不安な感じがしたのも原因だと思うのですが...自分の思い過ごしなら良いなぁ。