俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5

シリーズ5冊目。黒猫が主人公と同じ高校に入学して後輩に...と言うお話。
今回は黒猫編で良いのでしょうか。ずーっとメインで登場。主人公との関係が、これまでの「妹の友達」から「学校の後輩」になった事で、距離感も微妙に変化。普通に仲の良い友達になってますね。前からそんな感じではあったけれど、この巻を通じてよりハッキリしたと言うか何と言うか...ある意味友達以上な感じも。黒猫が徐々にデレて行くのが良かったです。つか、これ完全にフラグ立ってるよね? 何故か主人公は気付いていないけど。p.217を読んで、そこまでか! と思った次第。お陰で、普段沙織さん派な自分ですが、黒猫もやっぱり良いなぁと思いました。あの素直になる瞬間が凄く可愛い。普段は意地っ張りで素直じゃないけれど、大事な所はちゃんとするのが好感度高いです。終盤の展開はずるい...。また、新キャラの後輩・瀬菜も尖ったキャラで良い感じ。彼女が作中で語っている事は、あのジャンルの人たちにとってどのくらい本音なんだろう? と思いました。機会があれば聞いてみたい。
しかし、このラストは意外でした。もう少し引っ張るかと思ったのに。