聖剣の刀鍛冶 8

シリーズ8冊目。そろそろ大詰め。
帝国との戦いで傷ついた街。戦いが一段落し、復興に向けて動き出す展開。とは言え、帝国の脅威が去った訳では無く、これが束の間の休息だと言う事は分かっているのですが...それでも、ここの所厳しい展開が続いていたので、緊張がほぐれた話が読めて一安心。ルークとセシリーのやりとりが微笑ましくて良かったです。
...しかし、ルークの心境を思うと、辛いなぁ。一時の幸せな光景を心に刻み、セシリーと生きる未来を目指して突き進む。もうとっくに覚悟を決めている事は知っているけれど、それでもこう見せ付けられると、格好良いと思う他無い。
帝国側の様子も書かれていましたが、また危険な事に。新たな魔剣の禍々しさが怖い。半端無い歪み方をしてます。これがセシリー達の敵となるかと思うと、今から心配になってくる。リサの見た夢の下りも不安を煽る終わり方をしていたし、なによりラスト!! これはヤバイ。どうするんだろう...。続きが激しく気になります。