烙印の紋章 6

第二部の2冊目。
西方諸国と魔道士・ガルダの戦いがクライマックス。もう少し引っ張るかと思いましたが、これで一段落? まだまだ裏のありそうな伏線は残っていますが...。このシリーズ、良い感じのテンポで話が進んでいくので、読んでて焦れったさを余り感じないのが好きです。それでいてシッカリと面白いし。
今回はオルバの活躍と言うよりも、西方諸国全体の活躍が目立った展開でしょうか。要所要所でオルバの活躍もありましたが、どちらかと言えばサポートに回ったような気がします。アークス、モロドフ、ニルギフ等々、おっさん達がメッチャ格好良い。
この展開を通して、一層オルバが自分の目標を考えるようになったのかな? 逼迫した状況だったとは言え、エスメナ相手にあの宣言。まさかの展開にビックリしたけど、何となくその気持ちも分かる...。
今回も直接の出番は無かったビリーナですが、肝心な所では存在感を見せてくれました。オルバの心にはシッカリと彼女の存在が根付いている模様。ラストが衝撃の結末を迎えているし、そろそろ東のメフィウスも話に混ざってきそう。次はビリーナも出番があるかな? 楽しみです。