乃木坂春香の秘密 12

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シリーズ12冊目にしてようやく話が進展。修学旅行真っ只中の主人公達ですが、よーーーーーやく椎菜が!!
ここまで長かった上に、この作者実は椎菜の事嫌いなのか? と言いたくなるような寸止めっぷりが続いていたのですが、やっと。結果は推して知るべしなんですが、この展開に辿り着いた事で、ちょっとホッとしました。ラブコメの主人公が恋愛に対して鈍感なのはお約束ではありますが、裕人の鈍感っぷりは鈍感で済まされるレベルを超えていたと思うので、ここ暫く読んでて違和感バリバリだったし。
しかし椎菜...届かないと思っていても、それでも全力で気持ちを伝えないと始まらないし終わらない。分かっていた事とは言え、こうしてその瞬間に直面するとやっぱり切ないものがあります。大好きなキャラだったからなぁ。特に最後に裕人に問いかけた「if」が...時間は巻き戻らないけど、そう思わずにはいられない。いつか椎菜が幸せになりますように。
そして裕人と春香。裕人は椎菜との事を通して、春香の事をちゃんと意識する様になったみたいなので、ここから先は少し展開が早くなると嬉しい。まだ美夏が残ってるけど。椎菜をふっといてグダグダしてるようなら、本気で裕人を嫌いになりそうだ...。