101番目の百物語

主人公は普通の男子高校生。ある日、謎の少女に出会った事をキッカケに、様々な都市伝説に巻き込まれる「百物語の主人公」に選ばれる。良く事情が理解出来ないまま、最初の都市伝説に巻き込まれていって...と言う感じのお話。
面白かったです。最初の都市伝説は「メリーさんの電話」。振り向いたら殺されるパターンの都市伝説で、主人公は怯えながら逃げまくるのですが...最後に主人公が取った解決策が凄い。別に難しい事では無く、やろうと思えば誰にでも出来る事なんだけど...それを自分の命がかかった瀬戸際でやりのけた事に拍手。スゲェ!! と思える瞬間を読めて大満足でした。
2話目は、「都市伝説を食べる魔女」の話。この話で、主人公が何に巻き込まれたのか? とか、都市伝説とは? と言った基本的な説明が入って、ようやく色々と理解出来るように。最初はホラー? とも思いましたが、2話目で明らかになった設定を考えると、そうでは無さそう。単純に都市伝説に巻き込まれて行くだけでなく、ちょっと異能バトル的な要素も入ってくるのでしょうか。相手は主人公の事を襲ってくる訳だし。とは言え、主人公に戦う力は無いので、知恵と勇気で乗り切る感じになりそう。また、ヒロイン達は可愛いし、主人公もヘタレじゃなくてシッカリと行動をしてくれるので、読んでいて楽しかったです。ヒロイン達の過去を考えると、主人公が普通に仲良くしているのはちょっと抵抗が無くも無いですが...主人公の性格を考えると、その辺もひっくるめて支えようとするだろうしなぁ。
しかしこのペースでヒロインが増えていくと、最後にはとんでもないハーレムが出来そう。どこまで続くか分かりませんが、取り敢えず次も読みたい。