月見月理解の探偵殺人 3

シリーズ3冊目。理解に誘われて月見月家の別荘へ遊びに行く事に。その別荘には「殺人衝動ウイルス」なる能力を持つ月見月悪夢が監禁されていて、とある理由から理解はその悪夢を逃がそうとするのだが...と言うお話。
前巻は話がややこしくて理解するのに疲れましたが、今回はそうでもなく。月見月家の変わった面々と別荘で起こる殺人、そして理解の思惑。この辺が絡み合ってミステリ風味に話が進みますが、凝った仕掛けやルールは無く、割と地味な感じ。主人公が事件を調査する展開なのですが、理解さんの出番が少なくてちょっと寂しかったです。交喙もいたけど、こっちもそれほど出番があった訳でも無いし。ヒロイン2人はそれぞれの能力を使うためにいたような気がしてならない...。所々、主人公との話があったのは良かったけど、やっぱり出番が少ないよなぁ。
また、事件の真相を推理する気力が湧いてこなかったので、今回もストーリーを追うだけで特に頭を使わず読んでいましたが、そうすると本当に淡々と話が進みますね。もう少し頭を使った方が良いのかも知れないけど、どうにもその元気が出てこない。
そう言えば、水着回でもありました。深く考えず、水着回だった!! と喜んでおこう。