はるかかなたの年代記 3

シリーズ3冊目。「換象」と言う特殊能力を学ぶ学園を舞台とした、学園ファンタジーの3冊目。
段々頭の中で整理がつかなくなってきました。舞台となる学園は勢力争いをしている各国から独立した機関と言う設定で、様々な国から生徒が来ているのですが、そこに本国の意向が全く無い訳がなく。水面下では陰謀が蠢いていて、でもそれは表になかなか出てこない...と言う状況が続くため、誰がどの勢力で、どんな関係なのかが把握しきれなくなってきました。人物関係図が欲しい。
話としては、主人公とそのチームメイト、さらに生徒会長 & 副会長と共に別荘へとバカンスへ行く展開。主人公を巡るラブコメ具合...と言うかハーレム具合が物凄い事になっています。なんせ、指導教官まで取り込んでるからな! 皆、好意を殆ど隠そうとしていないのに、主人公が鈍感過ぎる程に鈍感で、全然進展しないのがもどかしい。主人公の中には別の人格が宿っていて、こっちはとても良く分かっている人格なので、交代して関係を進めてしまえ! と思わずにはいられなかったり。じれったい。個人的には生徒会長が大好きなので、彼女とくっつくといいな...と思っていますが、どう考えても正ヒロインじゃないんだよなぁ。見せ場は多いんだけれど。
また、意味深な新キャラが登場しましたが、今回は顔見せレベル。今後、キーになる人物っぽいけれど、どう話に絡んでくることやら。続きが楽しみです。