ロウきゅーぶ! 9

シリーズ9冊目。今回は修学旅行編で、智花たちは京都へ。併せて、くじ引きで旅行を引き当てた昴は、葵と一緒に旅行に行く事になるが、その行き先も京都で...と言う展開。

面白かったです。作者の蒼山サグの事は、実はちょっとだけ、ロリコンでは無いんじゃないか? とか思ってたんですけどね...。バスケのシーンは熱いし。でもそんな事は無かった。この人は本物だと思う事にします。修学旅行編と言う事で、イチャイチャパートの多い事。小学生の修学旅行に昴が混ざるってどんな状況だ。竹中、強く生きるんだよ...。
葵と2人きり、しかもツインルーム! と言う状況で、仲が殆ど進展しないあたり、流石の主人公ですね。しかも天然の危険発言は相手が誰だろうと飛び出すので、葵は怒ったり喜んだり。ホント、苦労するヒロインですね。しかし一番面白かったのは、源氏物語のシーン。配役が適役過ぎて噴きました。そうか、紫の上に智花か...。これは、結局葵は捨てられて、智花に走るって事で良いのかな。後、昴が引いたおみくじの結果も地味に面白かった。問題は誰を選ぶか。神様にまで言われてしまうんだから、その優柔不断っぷりは本物だよなぁ。
終盤には今回は無いだろうと思っていたバスケシーンがあってビックリ。さらに、ラストには今後に繋がる大きな伏線が張られました。これは暫くバスケ中心になりそうですね。楽しみ。