ココロコネクト ニセランダム

いつの間にかアニメ化が決まっていたた『ココロコネクト』の新刊。前巻で後輩2人が新入部員として入ってきた、文研部。ふうせんかずらの企みは、その2人に伸びて...と言うお話。

ふうせんかずらから千尋に授けられた力は、話す相手に、自分を特定の誰かと思い込ませる力。千尋はこの力に飲まれて、文研部のメンバーになりすまし、その仲を引っ掻き回そうとする展開。とにかく千尋が面倒くさくて、読んでいてイライラ。太一の前で稲葉に化けたりその逆だったり、一旦は落ち着いた長瀬にまで太一の姿で迫ったり...一体お前は何がしたいんだ? と首を傾げながら読んでいました。こんな事しても、何も得るものなんて無いだろうに。
しかし先輩5人はそうそう騙される事は無く、結局元の鞘に。これまで何度もふうせんかずらに翻弄されてきただけあって、その絆は並大抵のものではありませんね。稲葉と太一のバカップルぶりも、この絆に裏付けされたものだよなぁ。
しかし、これで後輩2人がようやく真の意味で入部したように思いました。次からは最初から7人で立ち向かうのかな。