緋弾のアリア 11

シリーズ11冊目。前巻で主人公の妹を名乗ったジーフォースことかなめ。彼女がアリアや白雪達の恨みを買って決闘を申し込まれたり、学園が体育祭に沸いたりする展開。

学園祭の妙な盛り上がりと、かなめを仲間として受け入れるまでのちょっと良い話、そして緋弾を狙う敵とのバトル...と、様々な要素が盛り沢山な話でした。かなめを巡る騒動は、白雪が怖い怖い。ヤンデレ一歩手前と言うか、最早手遅れと言うか...今更か。しかし、一度の決闘でキチンと折り合いをつけて打ち解けていく展開が良かったです。今後ずっとギスギスしたままとか、読んでいて辛いし。かなめは、仲良くなってみれば普通に良い子ですね。
そして体育祭。学校が学校なので、学園祭も普通のものになる訳が無いのですが、それはさておき。ではプールのシーンがあり、メインヒロイン達の水着姿が1ページおきにイラストになっていました。これは凄い...。こんな短い感覚でイラストが入っているのは初めて見たかも知れない。編集さん、流石に分かってるなぁと妙な感動すら覚えてしまいました。
終盤は緋弾を狙うあの敵とのバトル。Gとは一体何なのか? と言う疑問が解消されたりして、いくつか謎は解けたのですが...バトルシーンはいつも通りのトンデモっぷりで面白かったです。アリアが空を飛び始めた時点では、「このくらいじゃもう驚かない」と思っていたのですが、主人公がミサイルをいなしたシーンには唖然。相変わらず、斜め上に突き抜けている...。

ラストにはこれまたお約束のとんでもない展開が待っていて、一体何がどうなっているのか分かりません。続きを待つしかないのか...。