まあいいか。

2012.04/28 Sat. 早くも1日目終了

[] サクラダリセット 7

シリーズ最終巻。遂に完結です。

能力者の街・咲良田を舞台に、一人の少年が、自分の考える幸せを掴むために我儘に努力を重ねて、ようやく辿り着いた結末。優しくて綺麗なんだけど、どこか寂しくて切なくて。そんな展開の果てに辿り着いた、読み終った時の余韻が素晴らしくて、ずっとこの感覚に浸っていたい、そう思わせてくれた作品でした。

話の中心にいるのは、ケイ、相麻、そして春埼。この3人の感情が希薄だと思っていたのははるか昔。今では、何よりも自分たちの気持ちに正直に、そのためにはどんな我儘だって押し通す。特にケイの静かな想いは最後まで力強かったです。ケイの見つめる相手は春埼だけど、だからと言って相麻が不幸になる事は絶対に許容出来ない。相麻が不幸なままでは自分が幸せになる未来なんて無いとばかりに、自分が振る事になる相手の事すら救おうとする。ある意味傲慢なまでの目標に、決して諦めずに挑み続けたケイには感服しました。でも、そのぐらいの気力が無ければこの結末は得られなかったと思います。

そして春埼。作品中で一番成長したのは彼女でしょうか。終盤、彼女がケイに出した「条件」、それを目にした時の衝撃と言ったら。まさかこんなお願いが飛び出すとは思いもよらず。最初は全然人間味が無くて色の薄いキャラだと思っていたのに...こんなに色鮮やかになるとは。いつか相麻とは親友になるんだろうなぁ。表面上はお互い絶対に認めないだろうけど。

これでシリーズ完結。素晴らしいシリーズに出会えた事、そして最後までキッチリと読めた事に感謝を。ありがとうございました。

2011.12/23 Fri. とても充実した1日だった

[] サクラダリセット 6

能力者の街・咲良田に存在する全ての能力を消去してリセットする。管理局・浦地の企む目的と、それを阻もうとするケイ。そして相麻の目的。最終章に入り、様々な事が明らかになっていく6冊目です。

凄く面白かったです。ケイを突き動かす、熱く静かにでも激しい想いが素晴らしかったです。能力が世界にとって必要かどうか。誰にも答えが出せるようなものでは無いと思います。しかし、春埼と積み重ねた時間は能力無しでは語れない。好きな娘のために、たとえ相手がなんであろうと、全力で事態の回避に全力を注ぐ展開が大好き。

また、相麻も凄かったです。未来視の能力を持っていながら、何故一度は死を選んだのか。その理由がこのうえなく切なくて。シャワールームのシーンは何度読んでも泣きそうになってしまう。未来が見えるのならば他の未来だって選べたはずなのに、でもこの未来を選択したその想いの強さに脱帽。

この物語を読み始めた頃、登場人物達の感情が希薄で全体的にモノクロな印象が強かったのですが、3巻で色彩豊かになり、今ではこんなに色に溢れています。残るは1冊。どんな結末が待っているのか楽しみです。

2011.05/08 Sun. 790000hits thx

[] サクラダリセット 5

4巻が短編集だったので、本編は3巻からの続き。今回は主人公達が、ずっと眠り続けている女性の夢の中へと入るお話。夢の中には桜良田の街が広がっていて、ケイはある目的のために、その夢の世界を利用しようとするが...と言う展開です。

話が徐々に進んで来ました。復活した相麻を管理局に気づかせないために、ケイは相麻を桜良田の外へと出そうとする。相麻はケイのために何かを企んでいる。春埼は相麻がいれば自分のリセットと言う能力は不要なのではないか? と悩む。三者三様、それぞれが胸に想いを秘めて行動するから、話がどっちへ転がるか分からない不安がついてまわります。元々、凄く透明感のある中に何処か不安を掻き立てるような雰囲気が漂っていた作品ですが、その不安部分が相麻の復活で大きくなった気がします。未来視と言う強力な力を持つ相麻の前には、ケイの考えは全て見通されている訳で。何をどう企もうと、結局は相麻の手の上で踊っているんじゃないか? と言う気になってします。

また、「シナリオ」と言う「絶対に変えられない未来」がある事が明かされたので、これがどう話に絡んでくるのかが楽しみ。リセットは強力だけど決して万能ではない。前々から分かっていた事ですが、ここにさらに「シナリオ」と言う要素が加わった事で、より万能感が無くなった印象。

そして今回一番良かったのは、春埼の成長っぷり。素晴らしかったです。昔に比べて、随分と人間味が増して来ていましたが、この巻での展開は決定的でした。ただただケイの事を最優先にしてきた春埼ですが、相麻の復活でその気持ちが揺らぐ。ケイの事を第一に考えれば相麻の復活は喜ばしい事だけれど、その代わり自分の能力が無意味になってしまうかも知れない事に感じる違和感。傍から読んでいる身としては、春埼のケイへの気持ちがハッキリと現れているのに、春埼自身がなかなかその事に気付かない展開にはヤキモキさせられました。しかも、やっと決意した...!! と思った矢先にあの展開。なんて事を...と思いましたが、例え何度忘れようと、少しずつだけど確実に変わっている彼女の事だから、春埼はいつかきっとその感情を手に入れる。そう思った1冊でした。

2011.04/14 Thu. どれも面白かった

[] 投票!

ラノサイ杯が終了した事を受けて、同じような主旨で引き継がれた企画が2つあります。

どちらもオススメのライトノベルに投票しよう! と言う企画。せっかくなので両方に投票します。

知られている(と自分が思っている)作品は除いて、面白いと思ったものを選んでいます。気になるものがあれば幸い。


投票作品
  1. 101番目の百物語2 サイトウケンジ
    • 都市伝説に巻き込まれていく主人公が格好良い。
    • 感想:1巻, 3巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784840135818】
  2. ふぁみ☆ぷれっくす ぼりゅーむ2 築地俊彦
    • 突然3人姉妹と同居する事になった主人公の話。家族モノ要素にちょっとラブコメ、さらに裏にある謎は未だ真相が分からず続きがとても気になる。
    • 感想:1巻, 2巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784047268937】
  3. 踊る星降るレネシクル3 裕時悠示
    • ただただ熱い。それがどうしたっ!!
    • 感想:1巻, 2巻, 3巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784797362893】
  4. 妹ドラゴン兄若ハゲ 谷口シュンスケ
    • タイトルまんまのお話。こんなに笑った作品は他に無いんじゃないか、と言うぐらい笑った。
    • 感想
    • 【10下期ラノベ投票/9784798601151】
  5. サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY 河野裕
    • 3巻を読んで受けた衝撃が凄い。目に入った瞬間に衝撃と共に泣ける一文、と言うものの存在を知った。
    • 感想:1巻, 2巻, 3巻, 4巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784044743048】
  6. 百億の魔女語り(2) やっぱり都会の女なのね、そうなのね。 竹岡葉月
    • 1巻で盛大に騙されて、2巻もラストでビックリ。ワクワクするファンタジー。
    • 感想:1巻, 2巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784047269620】
  7. ハロー、ジーニアス 優木カズヒロ
    • タイトルに一目惚れした作品。真っ直ぐな青春もので、とても好きな1冊。
    • 感想
    • 【10下期ラノベ投票/9784048689366】
  8. 中の下! ランク3.中の上に踊らされるオレ 長岡マキ子
    • ナルシストだった主人公が我が身を見直し、真っ当に恋を追いかける展開が最高。
    • 感想:1巻, 2巻, 3巻, 4巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784829135815】
  9. 恋敵はお嬢様☆ その2! 時田唯
    • 並び立つ事で始まる恋もある。徐々に変わっていく関係が素敵。
    • 感想:1巻, 2巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784048700498】
  10. 竜王女は天に舞う4 Toy Box 〜first part〜 北元あきの
    • リラ可愛いよ!!
    • 感想:1巻, 2巻,3巻,4巻
    • 【10下期ラノベ投票/9784840135856】

2010.12/31 Fri. 来年も良い年でありますように

[] 今年の3冊

2010年の読了数はキッカリ500冊でした。年の途中から500に手が届きそうな気がしてきたので、意識して読書時間を増やしたりしてみましたが、無事に到達。沢山読んだなぁ。

そんな中から、今年の3冊を。


  1. サクラダリセット
    • 怖さと美しさが共存し、セピア色だった作品に3巻で色がつく。本当に素晴らしかったです。
    • 感想:2巻, 3巻, 4巻
  2. 踊る星降るレネシクル
    • 個性を力に変えて戦うミカホシバトル。主人公とヒロイン達の振る舞いがひたすら熱い。
    • 感想:1巻, 2巻, 3巻
  3. 竜王女は天に舞う

当然他にも面白かった本は沢山。来年もモリモリと読んでいきたいと思います。積本はあんまり減ってないし!