2006-12-06 自分に期待しすぎ?
■罪悪感
昨日帰宅すると
先日オーダーしたユニクロの
ライダーズダウンジャケットが
届いていた。
早速バリバリと開けて着てみる。
あったかーいい。
大きな鏡の前で後ろ姿を確認してみる。
サイズもOK。
うふふ
「どお?見て見て」
テレビを見ていた母の前でクルリと回ってみる。
「また買い物?一体いくつコートを買えば気が済むの!?
そんなにお金があるなら一人暮らししてちょうだい。」
「えぇ〜?だってこれ、安いのよぉ。」
「値段の問題じゃないでしょ、
買い物ばかりする余裕があるなら自立しなさい。
出て行って」
・・・・・・・
ごもっとも。
<出てって>は母の機嫌が悪いときの口癖だが、
確かにこのところお金もないのに買い物が多い。
自分で自分に言いたいぐらいだ。
いや、まだあと1枚、ドレスコートが届くのだが。
シャネルならまだしもユニクロで言われたくないが
居候としては肩身が狭い。
いつも助け舟を出してくれる父をちらっと見る。
新聞に夢中になっているふりをして
無視された。
同感ですか、そうですか。
悲壮感を漂わせ(母の視線を意識)
うつむきながら、そっとジャケットを脱ぎ
足音を立てずに自分の部屋へ。
クローゼットにジャケットを掛けようとして
何気にアウターの数をかぞえてみる。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11・・・
素材違いや丈の違いや色違い、微妙なライン違いで11枚もあった。
中には去年購入したオールドイングランド オリジナル仕様のトレンチは
「神様、もう当分コートは買いません」と誓って買ったものなのに。
コートって毎年そのラインや丈の長さが変るんだよね。
しかし、まぁお金も無いのにバカである。
コートだけじゃない、
ニットもスカートも靴もカバンも、
沢山あると分かっていて、
それでも言い訳しながら買い物をして
その後でいつも罪悪感に苛まされることになるのだ。
買い物だけじゃなく食べることもそう。
2時間みっちりスポーツクラブで体を動かした後なのに
夜9時半に軽い食事をすることに罪悪感。
四六時中お菓子を食べることにも罪悪感。
それで食べることを止めるかと言えば
決して止めたりはしないに。
休日に寝過ごしてしまったことに罪悪感。
眠っていた時間でもっと有意義なことが出来たのに、と
惜しいことをした気分になる。
何についての罪悪感か?と問われれば
「自己管理の出来る完璧なワタクシ」を
自分に期待し、
また、かなり楽観的に、
きっと実現できると確信していた自分に対して
実際は実現(全く)不可能という結果への失望と諦めの気持ち、、、ってところだろうか。
自分にはウソをつけない。
そして私はクローゼットから1着のロングコートを取り出す。
腕を挙げてコート全体を見渡す。
MAXMARAのカシミアコートだが
数年前に購入したため少しゆったりしている。
今はウエストはシェイプされたものが流行のため
ここ2年ほど着ていなかったが、
私には高価な買い物だったため手離すとも出来なかった。
そのまま持ち出し階下の母の元へ。
「1枚増えたからこれ、あげる。」
怒った顔の母が「アラ!?」とぱっと笑顔になる。
流行やへったくれより素材の良さに喜ぶ母。
「ありがとう」
早速羽織って大きな鏡の前に立ち、
父の前でクルリと回る。
「似合う、似合う」と父も絶賛。
こんな免罪符で私の罪悪感も薄れるのだから
自分に過度な期待などしないほうが幸せなのかもしれない。
写真はドンクのベリーパイ。
日曜日のおやつでした。
天気のいい日はあっつあつのコーヒーを手に
外でおやつもいいですよ。
寒い日はたくさん着込んでね。

